ヴォーリズ記念病院のツッカーハウス
「3月12日の日経新聞の夕刊にヴォーリズに関する記事が掲載されているよ」と、当日の夕方教えていただきました。
日経新聞の夕刊を探しましたが、入手できずにいたら昨日、「記事の内容はヴォーリズ記念病院の事務棟であるツッカーハウスを取り壊し、ホスピスを建設するとういものだった」というメールを戴きました。
ヴォーリズ記念病院はこのサイトでも紹介していますが、(こちらです)新しい病棟もある中で、シンボリックで存在感があるのが、現在管理棟として使われているツッカーハウスです。
新聞記事の内容を教えて下さった方は、ツッカーハウスの取り壊しに反対して保存運動をしようとがんばっている方でした。
確かにあの建物が無くなってしまうのは淋しいなぁって思います。
できることなら、チャペルと共にずっと存在して欲しい。
だけど、どうなんでしょう。
他の団体や企業ならともかくヴォーリズが作り、ヴォーリズの名前を冠した病院で、そのシンボル的な建物を取り壊そうというのはよほどのことなのかな・・・なんて想像します。
ヴォーリズ記念病院の運営は、(財)近江兄弟社が行っています。
(財)近江兄弟社といえば、ヴォーリズが晩年生活して亡くなった家である、現在のヴォーリズ記念館の管理なども行っている財団法人です。
それを考えると、取り壊しに積極的だとは思えなくて、もし取り壊しが決まったというならば、それなりの事情があるのでは・・・と思ってしまいました。
ヴォーリズのお墓もすぐ近くにあるので、今回のことをヴォーリズはどう思っているのかなと思います。
ホスピスも重要な医療施設です。
今のツッカーハウスを改修してホスピスにできればいいのかもしれませんが、設備や病床数など考えると難しそうです。
ヴォーリズはどう考えるでしょう。
私には判りません・・・。
保存運動が起るのかどうかわかりませんが、今後の動向に注目したいと思います。
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