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2003.06.01

『六本木の廃墟』

8ミリ映画、『六本木の廃墟』をご存知でしょうか。
先日、ご縁があって8ミリ映画監督である関根博之さんのお宅にお邪魔しました。

関根監督は廃墟を撮影した映画で有名な方らしく、『六本木の廃墟や』『MAYA』(麻耶観光ホテルを撮影)など撮影しています。
廃墟に疎い私が、関根監督と出会ったのはガーディナー設計の旧小田良治邸がご縁でした。

実は『六本木の廃墟』の舞台は六本木にあった旧小田良治邸なのです。
廃墟化したのは、フィリピン大使館として利用されていたその後になります。
映画が撮影されたのが1992年。

私はこの映画を見れば、旧小田邸の内部も動画で見られると思い、本当に見たくて見たくてたまりませんでした。
それが実現したのですがら、お宅へ伺う前からわくわくドキドキ&緊張(苦笑)。
関根監督ご自身がフィルムも回して、目の前に広がる映像と音楽に度肝を抜かれました。

私が想像していたのは、廃墟の記録映画。
でも実際に見た『六本木の廃墟』とてもアーティスティックで、なんとも形容しがたいものでした。

フェンス一枚向こうの世界。
六本木とは思えない緑豊かな庭。
動物たちの亡骸。
フィリピン大使館職員の記念写真...そして残されたフィリピンの映像と音楽。

1時間ほどの作品ですが、その世界に吸い込まれました。
そして、建物のすばらしさも垣間見ることができました。
玄関ホールの吹き抜け。
もう、跡形もないけれど大きなステンドグラスがあっただろう枠組み。
どんな彩のステンドグラスが入っていたのかあれこれ想像しました。

映画以外にも、監督が撮影してきた写真も何枚も見せていただき、感激と感動の時間でした。
軍艦島を世界遺産へという動きがあることを伝えたら、とても喜んでいらっしゃいました。

あの映像をみると「廃墟」ってなんだろうって考えさせられます。
栄枯盛衰。過去から未来へ...。
多くの人にみてもらいたい作品でした。

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