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2004年1月の投稿

2004.01.13

写真集『明治の西洋館』

写真集『明治の西洋館』。
昭和46年に毎日新聞社から発売された本です。
それが、今日わが家に届いたんです!
発売当時、8千円也。
フルカラーではありませんが、カラー写真もふんだんにあって、巻末には当時東大の助教授だった、故・村松貞次郎先生が文章を書かれています。
私はこの本がずっと欲しくて欲しくてたまりませんでした。
そして、やっと念願かなって古本屋さんで発見しました。
3千円也。

自分が生まれた頃に発売された1冊の写真集。
全国の西洋館の写真が収録されています。
撮影者は、増田彰久さん。

私は増田さんの写真が大好きです。
増田さんとの出逢いがあったから、このHPをやっていると言っても過言ではありません。
このHPをはじめるときも、増田さんに判らないことを質問して教えていただき、それを参考に文章を書いたところがあります。
そんなこともあって、「Information」にある「Special Thanks」に、増田さんのお名前を掲載しています。

以前、増田さんにお会いしたとき増田さんの処女作である『明治の西洋館』のお話を伺う機会がありました。
この1冊への思い入れを知り、ぜひ自分の手元において置きたいと思っていました。

増田さんの著書『写真な建築』を読まれた方なら村松貞次郎先生のお名前も覚えていらっしゃるでしょう。
藤森照信さんが所属していた東大の研究室の先生で、後に名誉教授になっています。
やはり村松先生の研究室に在籍していて、現在は文化庁にいらっしゃる堀勇良さんの講演へ行ったとき、やはり恩師である村松先生のことが話題になり、当時藤森さんとともに「建築探偵」をやっていたお話を聞きました。
そんなお話を伺うにつれ、私は村松先生がどんな解説を書かれたのかも興味があって、どうしてもどうしても、この本が欲しかったのです。

圧巻なのは、巻頭に三菱旧1号館の見開き写真があること。
高度経済成長真っ只中の時代に発売されたこの本が、どういう位置づけだったのかにも興味があります。

データとしてはもう古くて参考になりませんが、貴重な情報も多くあります。
建物の様子も、今と違ったりするのも驚きます。
たとえば、旧函館区公会堂がピンクの下見板だったりします。
竣工時の色に戻したのが、現在のハデな配色なので、昭和40年代半ばは、まだ違う色が塗られていたことがわかります。

この本にめぐり合えたことに感謝です☆

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