« ほぼ日手帳2005がやってきた! | トップページ | 『下弦の月~ラスト・クォーター~』 »

2004.10.20

「ビッグ・リバー」~ハックルベリー・フィンの冒険~

台風が近づき大雨になりつつある中、青山劇場へ『「ビッグ・リバー」~ハックルベリー・フィンの冒険~』を見に行ってきました。
ホリプロ主催のブロードウェイミュージカルです。
私は毎年、ホリプロ主催のブロードウェイミュージカルを1作は見に行っていますが、「ビック・リバー」は今までの作品とはかなり違います。
何が違うって、セリフのすべて・歌う歌詞のすべてに手話がつくのです。
大人数で舞台で歌うときの手話は圧巻!!

私の席は前から2列目の中央だったのでとてもよく、役者さんたちの表情が見えました。
セリフはもちろん英語^^;
判らない英単語が出てきたら脇の字幕が頼りです(笑)
手話はASL(アメリカ手話)なので、私は読み取り不可ですがでも、日本の手話と同じように現す単語もありました。
だいたいは口話にあわせた手話表現をしていたように見えました。
ろう者も聴者も生き生きしていました。

客席にも多くのろう者や手話サークル関係者が来ていました。
なにかのろう者大会のように、ロビーや会場内で手話が飛び交っていて、なにも知らないで見に来ていた人が、手話を使う人が多いことと、舞台で手話が使われていたことに驚きながら話している会話が聞こえてきました。

個人的に嬉しかったのは、カーテンコールの最後に出演者が「ありがとう」って日本の手話で表してくれたこと。
外国の俳優さんがリップサービスで「ありがとう」って日本語で挨拶するのと同じなんですが、妙に嬉しく感じました。

あと、驚いたのは知人のろう者夫妻に偶然会ったこと。
向こうも驚いていました^^;;;

「ビック・リバー」の原作はマーク・トウェイン著書の「ハックルベリー・フィンの冒険」です。
マーク・トウェインといえば、「トム・ソーヤの冒険」が有名ですが、「トム・ソーヤの冒険」に出てくる少年ハックことハックルベリー・フィンを主人公にした物語が「ハックルベリー・フィンの冒険」になります。

この作品の根底には「自由を求める」ということがあります。
なにものにも捕らわれたくないハックと、黒人がゆえに奴隷にされ人身売買され、妻や子とも離れ離れになってしまったジムの自由への冒険物語。
「自由の国」のはずのアメリカが、平等に誰にでも自由な国ではなかったこと、白人による黒人に対する差別が分かりやすく描かれています。

ミュージカルの中で、デフの役者たちには台詞も歌も「吹き替え」役がついて行うのですが、それがとても自然で違和感がないんです。
こんな演出もありなんだなぁと感心しました。

日本でもやってくれないかなぁ。
本格的なろう者と聴者のミュージカル。
一流の演出と一流の役者さんたちとで、やって欲しいなぁと思いました。

9月から上演されていたこの作品は残念ながら、10/24で終わってしまいます。
時間があったら、もう一度見たいです。
今度は、ASLだけに集中して見てみたいなぁ・・・。
残念ながら、期間中に行けそうにないですけど。
まだ、見ていない人はぜひどうぞ。

|

« ほぼ日手帳2005がやってきた! | トップページ | 『下弦の月~ラスト・クォーター~』 »

手話いろいろ」カテゴリの記事

音楽・観劇・映画・読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17097/1730892

この記事へのトラックバック一覧です: 「ビッグ・リバー」~ハックルベリー・フィンの冒険~:

« ほぼ日手帳2005がやってきた! | トップページ | 『下弦の月~ラスト・クォーター~』 »