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2005.05.21

ファイナンシャルプランナーと手話通訳

日経マネーのサイト内に面白い記事を見つけました。
ファイナンシャルプランナーの新倉由紀さんが書かれたろう者と手話通訳に関する記事です。
手話通訳を通して学ぶFPのあるべき姿

ファイナンシャルプランナー・・・金融業界の資格。
私の知識ではとても難しい資格だということと、昨年の春から厚生労働省認可の「FP技能士」という名称の資格になったということくらいしか判りません^^;;

新倉由紀さんが出会った通訳がボランティアなの登録通訳者なのか判りませんが、いずれにしても衝撃的です。
どんな立場であっても、通訳する者としてあってはいけない態度ですよね。
手話技術も大切だけどそれよりも心構えの方が大切。
どこの自治体であっても、通訳者養成講座を修了しているヒトならこんな通訳にはならないと信じたいです。

こういうこともあって全国で手話通訳派遣制度が整ってきたのかもしれませんね。
横浜では現在、手話通訳奉仕員の派遣を行っていません。
手話通訳は「奉仕」ではなく「対価を伴う技術」として扱われます。
情報提供施設から派遣されます。

だから、きちんと派遣された通訳者の場合記事のようなことはありえないと思います。
でも、手話サークルでちょっと手話ができるヒトがたまたま知り合いのろう者に頼まれたなら、ありえそうな話です。
手話通訳者が足りなかったり、派遣要請の手続きが面倒だったりすると、身近なヒトでいいやーというろう者も出てくると思います。
そんな時、自分にできる通訳なのかどうか自分の力量を見極めて、きちんと手話通訳派遣制度を利用することを薦めることも大切だと思います。
特に、個人の資産に関係するような大切な内容じゃね・・・。
ああ・・でも、逆にろう者からすると知らない通訳者より信頼できる近所の手話ができるヒトの方が安心して家庭のお財布事情を話せるなでしょうか・・・?
う~。難しい問題です。

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コメント

確かに通訳者の態度じゃないですよね(--;。たとえ友達として付き添ったとしても、立場の違いをわきまえないと。その人は手話を学ぶ中で技術だけ身に付けてきたんでしょうか?

しかし、僕自身もあの卓球台の話は考えさせられました。ついあんな風に対応してしまいそうです(^^;。ただ通訳者が情報の切り分けをして、結果として情報操作をすることになるのはちょっと引っかかりも感じるし、見極めはすごく難しそう。

投稿: non | 2005.05.22 14:26

★ nonさん
確かに卓球台の話、考えさせられます・・・。
私も事前に「何台借りたの?」って聞いちゃうかも。

通訳者として派遣された場合、もしろう者が車椅子の利用者だったら通訳者は車椅子を押して良いもの?
それとも車椅子を押すのは通訳者の仕事じゃない?

・・・今日、そんな話題があってね^^;;
通訳者が立ち入っていい部分の判断は本当に難しいです。
情報の切り分けの見極めだって、本当は通訳者が勝手にやるのはいけない気がします。
ただ、この記事の中でいわんとしていることはわかりますけどね^^;;

投稿: ドシル | 2005.05.22 18:00

僕も言わんとすることはわかるんですけど(^^)。

ただ、ろう者本人が「社会的に成長できないから」、困ることが分かってても余計なおせっかいはしないというのはどうも??

その中にはろう者は社会的に未成熟だという先入観が潜んでいるように感じられるし、通訳活動の中では厳禁だとしても、その人に対してアドバイスが出来る関係ならば別の場でそうすべきなんじゃないかな~。

それはろう者に対してだけじゃなく、僕らが友達同士で自然にやってることだと思うんですが。

通訳者って「ろう者の成長を見守る」ようなえらい立場なの?

投稿: non | 2005.05.22 23:39

★ nonさん
そうそう!!
うまく説明できなかったけど、この記事を読んでなんとなくしっくりこないというか微妙な違和感を感じるのは、「ろう者は社会的に未成熟だという先入観が潜んでいるように感じられ」ってところなのかもしれません。

私の周囲にも、私よりPCやITに詳しいろう者がいるように、金融に関してだって通訳者より勉強しているろう者だっていますよね。

同様に社会生活でだって、聴者よりよっぽど自立しているろう者だっていると思います。
この記事を書いた新倉さんが「通訳士」にそういうアドバイスを受けた・・・ということですが、通訳士だって通訳者だっていろんなヒトがいますよね。

私は足りない情報に気が付いているのに、それを言わないで「ほら、失敗した」みたいに思う方がヒトとして好きじゃないなぁ・・・。

投稿: ドシル | 2005.05.23 08:33

通訳者の講習だったか、講演だったかで、
『舞台での通訳で、講師の方が出て来られた時、通訳者の目の前で転んでしまい、それに手を貸すべきか?』とその時の通訳者に質問されたことがあるという話を聞きました。
その方は、「通訳者としての仕事ではないからということでしょうけど、通訳者である前に人間の常識で考えて欲しい。」と答えたそうです。

卓球台の話とは少し違うかも知れないけど、『通訳者だから』にこだわらず、その時の状況に応じられる柔軟性も必要なんだ!と思いました。その場の自分の判断ですよね。(ちなみに私はおせっかいが過ぎるのかも??)

でも、新倉由紀さんが出会った通訳者は、明らかに問題ありですねー。っていうか通訳じゃないし・・・

人間としての常識を持った上での通訳活動でなきゃいけないんですね。

うわぁ、なんかJRの事故の時、その場を離れて職務についた職員のこと思い出しちゃった。

投稿: みきぼう | 2005.05.24 09:51

★ みきぼうさん
そうですよね。
通訳者以前に「人として、どう行動するか」ですよね。
肝に銘じておこう。

「それは通訳の仕事じゃない」って言われるかもしれないけど、仕事じゃなく人間としての優先順位も考慮できるといいな。

投稿: ドシル | 2005.05.24 10:31

京都@カンサイテイオーです。
トラックバックありがとうございました。

奇しくも、「福祉」をテーマにしてFP活動していますが、手話をしていただく方との調和の難しさがよく分かりました。

小生にとって、障害者の方であっても、健常者の方であっても、「真心」をもって接する気持ちに変わりありません。一人でも多くの方に理解していただけるよう、努力を重ねるつもりです。
今後とも、よろしくお願いします。

投稿: 京都@カンサイテイオー | 2005.05.31 01:13

★ 京都@カンサイテイオーさん
コメントありがとうございます。
お子さんの発言、いいですね!
京都@カンサイテイオーさんのことを待っているのは健常者だけではない・・・本当だと思います。
視覚障害者や聴覚障害者にもぜひ資産に関する情報提供をお願いします(^^)

投稿: ドシル | 2005.05.31 09:44

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