郵政民営化法案
昨日、友人達と渋谷でごはん食べて10時過ぎに帰宅したら、郵政民営化法案が衆議院で可決されたことがTVから流れてきました。
小泉首相の信念というか執念というか、とにかく郵政民営化に向けてまた1歩駒を進めた印象です。
でも、よくよく聞くと賛成(白票)と反対(青票)の差はたった5票。
ギリギリ可決された感じですね。
さらに、賛成とも反対とも投票しない「棄権」した議員もずいぶん多かったとようです。
一般の人が投票する選挙もそうなんですが、棄権するということは意思表示にならないんじゃないのかなって思います。
今の政治に不満があるなら、支持したいヒトがいなくても選挙へ行って投票する・・・。
そのことが「国民が政治に無関心じゃない」ことの表現方法なんだと私は思います。
選挙に行って白票でもいいから投票すること、そして投票率を上げることが政治家に勝手なことをさせないために必要だと思います。
それと同じで、国民から選ばれた議員が職務を放棄して意思表示をしないことは、許されていいのかな・・・?
議員さんにも色んな立場があるんでしょうけどね。
派閥や党内の力関係、地元の支持者が特定郵便局だったりとか・・・。
でも、「賛成」なのか「反対」なのか意思表示はして欲しいです。
国民の代表なのですから。
入院しているとか出張していることが理由での棄権もあったようですけど。
正直、政党や派閥、その他の力関係で多数決される政治にはうんざりです。
政治家個人として、どういった意見なのか言える、個人の考えで政党の枠を超えて、堂々と意見を主張していける、そんな国会になるといいな。
色々なところで言われていますが、この法案の国民への説明責任が果たされていない気がします。
正直なところ都会に住む私にとって郵政民営化がどんなメリットがあってどんなデメリットがあるのかわかりません。
民営化されたら、田舎の銀行もないようなところや過疎化の進むところでは採算が取れなくて閉店になる局がでて、不便じゃないのか・・とか、それくらいしか思いつかないです(>_<)
参議院ではどうなるんでしょうね・・・。
そして、郵政民営化の影に隠れてあまり最近マスコミが取り上げてくれない障害者自立支援法案。
こちらの方に、私は注目しています。
キチンとした議論もされず、内容も説明されないまま社会的弱者である障害者がますます暮しにくくなるような法案です。
こちらも、どういった内容なのかきちんと国民に説明して欲しいです。
そして、「障害者なんて関係ないよ~」と思っているみなさんにも考えていただきたいのです。
私達はいつ「障害者」になるかわからないから・・・。
事故で半身マヒ、脳卒中でマヒが残る、自分の子供が聴覚障害児になるかもしれません。
年を取って高度難聴になることもあるし、視力が低下して全盲になるかもしれません。
そんな私達が安心できる法案であって欲しいと思います。
だから、他人事ではなくみんなに関心をもって欲しいなって思います。
自分の親、自分自身、自分の子供・・・みんなに関係があるかもしれない法案だから・・・。
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コメント
とても分かりやすく、書いてあって、
ドシルさんの気持ちが伝わってきました。
耳の痛いことばかりだったのですが、
私も私なりに考えさせられました。
こういったこと。
ふとしたきっかけで気づけるんだなぁと、
ドシルさんの日記を読めたことを嬉しく思います。
投稿: 希理子 | 2005.07.06 21:24
★ 希理子さん
温かいコメントありがとう(^^)
たぶん、政治家のセンセイたちも厚生労働省のお役人たちも
良くしようと思って法律を変えるんだと思います。
それが、実際の利用者にとって本当にいいのか悪いのか、
何がどうなるのか、変える前に教えて欲しいなーと思います^^;;
障害者自立支援法もね、障害者からお金を取る(障害者を特別扱いしない)という意味では理解できなくもないんです。
でも、その前に、障害者の雇用を促進することを検討するとか、もっと違うアプローチから、本当の意味での自立支援を考えて欲しいなとか、まぁ色々ね^^;;
判らないなりに、考えてまーす^^;;;
投稿: ドシル | 2005.07.07 09:51