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2005.08.11

「破壊者のトラウマ」

hakaisha_no
発行日: 2005年8月5日
価 格: 1,800円
発売元:未来社

8月5日に発売になった1冊の本。
「破壊者のトラウマ~原爆科学者とパイロットの数奇な運命~」。
著者は北海道新聞社の記者である小坂洋右氏です。

広島・長崎とふたつの被爆地を持つ日本。
戦後60年たった今も被爆者の苦しみは癒えません。
しかし、この作品では原爆に関わったふたりのアメリカ人の苦悩を表現しています。
もちろん、作り物などではなくノンフィクションです。

1部は原爆投下の際、偵察機の機長だったパイロット・クロード・イーザリー少佐の生涯。
2部は原爆を開発した科学者・ジョージ・プライス氏の生涯。
2人とも原爆が投下され、多くの日本人が被爆したことにより数奇な生涯をたどることになります。
2人の共通点は、とてつもない罪悪感にさいなまれ平和運動にのめんだこと、そして精神に異常をきたし悲惨な最期を遂げていることです。

この本については、著者である小坂記者の同僚である高田昌幸氏のBlog「ニュースの現場で考えること」で紹介されています。
私はここで「破壊者のトラウマ」を知り、購入しました。

原爆が投下され幸せになったヒトなんて誰もいないのではないかと思います。
開発した科学者だって兵器として使われることなんて望んでいなかったはずです。
60年前より科学は進歩したけれどヒトの心、精神はそんなには変わっていないのではないでしょうか。
とても脆くてナイーブな精神を私たちは抱えているような気がします。

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音楽・観劇・映画・読書」カテゴリの記事

コメント

精神は変わらない…。
この言葉にとてもじーんとくるものがありました。
前に爆撃をしたパイロットと、
それで怪我をした少女が、
何十年かぶりに会うというのを特集で観ましたが、
人の精神と言うのはやはり奥深く、
精神が老いてゆくことで、
肉体も朽ちやすくなるように思います。
いつも考えさせられるトピック。
ドシルさんの日記を久々に拝見して、
ハッとさせられました。

投稿: 希理子 | 2005.08.11 17:23

★ 希理子さん
ネット復活おめでと~。
接続できない間、寂しかったですよぉ。
復活お待ちしていました。
本当に輪廻転生があるのかどうか、正直私にはわからないけれど、確かに「精神」という見えないものが存在して、それは文化や環境や人種が違っても、きっとそう大きくは変わらないのかな・・・と、最近思います。

投稿: ドシル | 2005.08.11 18:22

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この週末、広島は60回目の原爆記念日を迎えた。週明けの火曜日9日には、同じく長崎も60回目のその日を迎える。そんなタイミングを計ったように、一冊の本が届いた。 「破壊者のトラウマ」(未来社)。筆者の小坂洋右氏は、私の同僚・北海道新聞記者であり、いまは北海道の摩周湖に近い支局で支局長になっている。 「破壊者のトラウマ」は、原爆の開発に関わった科学者、ジョージ・プライス、そして、元空軍パイロット、クロード・イーザリー少佐(原爆投下に際し偵察機の機長だった人)を扱ったノンフィクションである。原... [続きを読む]

受信: 2005.08.11 10:34

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