『春の雪』
行定勲監督の『春の雪』を見てきました。
原作は三島由紀夫の「春の雪」。
大正時代の貴族社会の物語なので、旧前田侯爵邸が松枝侯爵邸として使われていました。
ちなみに、帝国劇場の階段として登場したのは「東京国立博物館」でした^^;
時代が時代だけに、洋館が好きなヒトも楽しめます(^^)
他にも「どこかで見覚えがあるステンドグラス・・・」とかあったけど、イマイチ建物は判りませんでした。
主演の竹内結子さん、美しかったです~。
伯爵令嬢なので、着物やドレスもステキでした。
肝心のストーリーはというと・・・。
テーマの根底に「輪廻転生」がある三島作品なのですが、基本的にはこの時代の男性は身勝手だなぁ・・・というのが第一印象^^;;
だって妻夫木聡さんが演じる松枝侯爵子息の「清様」が、もっと素直でもっと大人だったら悲恋になんてならず、2人の恋は成就して、周囲にも祝福されて幸せだったでしょうに・・・と、思ってしまうのです。
映画としては、映像がとっても美しく難しい三島作品をよくもこんなに判りやすくイメージも壊さずに映像化してくれました!・・といった感じです。
「チャーリーとチョコレート工場」ももちろん楽しくいい作品ですが、日本の四季の美しさも楽しめる「春の雪」もなかなかいいですよ。
「清様」に少々腹が立ちますけど^^;;;;
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