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2007.02.01

映画「バベル」の波紋。

映画「バベル」で聴覚障害の高校生を演じた日本人女優が、アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされ話題を呼んでいることは多くの人に知られていると思います。

この女優さん、各種マスコミ報道によると「バベル」でどうしてもこの役をやりたくて1年前から手話を勉強しろう学校にも通いつめたとのこと。
監督が本当のろう者を起用したいと言ったこともあったけれど、なんとかこの役をやりたいと努力して、認めてもらったというようなことが伝えられています。
手話指導は、きいろぐみ南瑠霞さんが担当されたそうで、南さんも彼女の努力を褒めていました。(TVのインタビューで拝見しました)

私は、障害者を扱ったドラマや映画は好きではありません。
なんだか、とても美化されていてリアリティがなくて興ざめしてしまいます。
聴覚障害以外でも、精神障害や身体障害、知的障害などを扱ったドラマが一時期とても増えましたね。
広く一般に知ってもらい、差別や偏見を無くすという意味では役割を果たしている部分もあるのだと思います。

今回の「バベル」もそんなことで私は興味がなかったのですが、映画が流行して手話ブームが起ったら、サークルで対応しなくちゃいけないなぁなんて思っていました。
(取らぬ狸の皮算用・・・という噂もあるけど^^;;)
手話をはじめるきっかけは、何でもかまいません。
趣味でもボケ防止でもミーハーでも、きっかけはなんでもいいと思うんです。
だけど、関わったらちゃんと手話やろう者と向き合って欲しいと思います。

「バベル」でろう者を演じた日本人女優さんも、これをきっかけに手話を継続し、ろう者との交流を続け、手話で記者会見をしてくれればいいのになと思います。
「やりがいのある役」だから、手話を学んだ・・・で終わらないで欲しいです。
HPを拝見すると、特技の最後に「手話」とありました。

神奈川県で手話に関わっているひとりの聴者である私の感想は、こんな感じです。
だから、ブログに「バベル」を取り上げるつもりはありませんでした。

では、このニュースをろう者はどう思っているのでしょう・・・。
私は深く考えていませんでしたが、「デフユニオン」のトップに"NO!! Ms. Rinko Kikuchi's nomination for supporting role of Academy Award.
"

とあります。
その詳細はこちらに書かれています。(英文)

ろう者みんなが、こう思っているわけではないのでしょうがこう感じる方も少なくないような気がしています。
さて・・・。
アカデミー賞の行方はどうなるんでしょうね。

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コメント

Docile様

初めまして。Sapotenです。
時々閲覧させていただいています。

興味で手話サークルに入って手話を覚えても、ブームで終わらずにちゃんとろう者と向き合って欲しい事は全くその通りです。

西村知美さんのプロフィールにも「特技=手話」と書かれていて「なんなの?」と。
手話が覚えた(=劇中で使った)役者でもステップアップして、テレビ以外多方面でもっとコミュニケーションに生かしてくれたらと思います。

投稿: sapoten | 2007.02.03 15:34

★ Sapotenさん
コメントありがとうございます。
以前、TBさせていただいたのにご挨拶もせず失礼しましたm(__)m

西村知美さんは、「星の金貨」に出演する以前から黒柳徹子さんのところの手話教室で手話を学んでいたので、「星の金貨」では本当は主役をやりたかったらしいというお話を聞いたことがあります。
先日はTVで手話技能検定2級に合格したお話をしていらっしゃいました。
ずっと続けていらっしゃるなら、15年くらいでしょうか???

実際どの程度手話で、コミュニケーションが取れるのかは私には分かりませんが・・・。

海外の野球チームやサッカーチームへ移籍した選手が、その国の言葉で記者会見をするように、手話でインタビューに答えてくれるヒトが出てきたらステキだなって思います。

投稿: ドシル | 2007.02.03 19:00

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