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2007.07.24

ろう友の体験談

昨日mixiに書いた話題に近いのですが・・・。
ろう友の体験。
マイノリティであるろう者が聴者社会で、こんな風に気を使っているんだなぁ・・・という例のご紹介です。

デパートのエレベーターに乗ったとき、エレベーター内は程よく混んでいたそうです。
到着したエレベータに最初に乗り込んだのはろう友で、ひとりでお買い物だったようです。
最初に乗って、階数ボタンを押してそのままその場にいました。

だんだん人が増えてきて、奥の方の人が「○階を押してください」と何度も何度も言っていたらしいのですが、ボタンの前にいる彼女には聴こえません。
何度言っても、行動しないことに痺れを切らしたのか後ろから、人を押してボタンを押しに前にやってきて、ものスゴイ形相でにらまれたそうです。
キレられて、暴力など振るわれなくてよかったもののボタン前に立っている人が聴者だったら、こんなことにはなりませんよね・・・。
日本人は単一民族だから、「言葉が通じないのかも・・・」という方には頭が働かないんですよね。
ろう者に限らず、日本語が分からないけど日本人に見える韓国人とか中国人とかベトナム人やモンゴル人の可能性だってあるんだけどね^^;
一人でいたら、話さないから外国人だって分からないかもしれませんよね。
ろう者だって2人以上でいたら、手話を使うから周囲の人は「聴こえないヒト」ってわかりますよね。

私はこの話を聞いて、ひとつギモンを持ちました。
どれほど大きなエレベーターだったのか分かりませんが、程よくヒトがいたら「○階お願いします」と言ったヒトより、階数ボタンにもっと近いヒトがいたのではないかと思うのですが・・・。
彼女が階数ボタンの前に立っていたとしても、その横くらいのヒトだって聴こえたら押してあげてもいいような気がしますが・・・。
ボタンの前に立っているヒトだけが、階数ボタンを押す権利を持っているわけではないでしょうに・・・。
ボタン前にヒトがいると遠慮するのでしょうか???

こんなことがあってから、ろう友はエレベータに乗るとき自分で階数ボタンを押したら、ボタン前から離れるようにしているそうです。
自分で押さないと、「○階を押してください」って伝えるのがまた大変だし・・と言っていました。

歩道を自転車が走っていて、いくらベルを鳴らしても前の歩行者はどかなくてケンカになってみたら、ろう者だった・・なんて話は時々聞きます。
音のある世界が当たり前の私たちだけど、ブチっと切れる前に「もしかして・・・」って考える余裕を一人一人が持つと、聴こえないヒトたちもほんのちょっと住みやすくなるのかもしれませんね。
私も気をつけたいと思いました。

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コメント

こんにちは、ドシルさん。
2度目まして♪
今まで、私はもしかしたらこの人は聞こえない人かも?
なんて考えたことありませんでした。
恥ずかしながら・・・。

今ようやく、少し手話の世界に足を踏みいれて、ろうの人と知り合えて、触れ合えて、
初めて知ることがたくさんあります。
もっともっと勉強しなきゃ・・って
思ってます。


投稿: れん | 2007.07.31 19:00

★ れんさん
二度目まして*^^*
「この人聴こえないかも・・」ってたぶん、ろう者と縁がない生活をしていたら、考えないでしょうね。
それは私も同じです。
ちっとも恥ずかしいことなんかじゃないと思いますよ。
だって、知らなかったんだもの。
知るチャンスもなかなかないですし・・・。
だから、知ったら自分が変わればいいと思うし、知ったことをどこかで他のヒトに伝えていけたらいいなと思います(^^)

投稿: ドシル | 2007.08.01 10:00

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