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2009.07.03

『手話の世界を訪ねよう』

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手話の世界を訪ねよう (岩波ジュニア新書)


手話の世界を訪ねよう 」を読みました。

予想以上に、いい本でした。
全部で5つの章に分かれているのですが、必ず章の最後にはポイントがまとめられていて、分かりやすくなっています。
第1章では、私が日頃感じていることや言いたいことがまるごと詰まっている感じで読んでいるだけで満足感でいっぱいになりました。

全編通して感じるたのは、著者である亀井さんの文化人類学者としての客観的な視点で手話やろう者を語っている点に共感が持てたこと。本当に手話サークルや手話講習会で入門的に手話を学んでいる方や中学生で手話に興味を持っている方にお薦めしたいなぁと思いました。

聴こえる・聴こえないに関係なくお互いがお互いの言葉を尊重して、理解しあって暮らせる社会が当たり前になるといいですよね(^^)

手話は年齢や性別や地域によっても表現に違いがあります。
どれが正しいとかではなく、どれも正しいでいいではないですか。
ろう者が使う手話を、そのまま受け入れていければいいなと思います。

著者がアフリカやアメリカのギャローデット大学で学んだことや、ろう者の奥さんとの異文化が元の失敗談など手話学習者にとっては、「へ~」ってことがぎゅっ!!!と詰まっています。

言語としての手話のコト、ろう教育のこと、手話学習者が知っていた方がいいと思われるろう者に対するマナーなど、大切なことがコンパクトに分かりやすくまとめられていることに本当に感心しました。

「ろうあ運動なんて関係ないよ~。手話だけ覚えたいんだ」と言っている聴者を時々見かけます。
聴者が手話とかかわる時、そのかかわり方は様々だとは思いますが、ろう者を見ないで手話だけを学ぶということはありえないと、私は思っています。

ろう者が受けてきた苦痛も、悲しみも手話とともに知ってこそ「手話を学んでいる」と言えるように思います。
手話はろう者の母語であり、中途失聴・難聴者にとっては重要なコミュニケーション手段でもあると思います。
音声言語と同様に、昔ながらの言語としてのろう者の手話も、対応手話や手指日本語などとも呼ばれる表現方法も、尊重される社会になるといいな・・・と、手話学習者として改めて思いました。

この本を読んで、少しでも「気がつく」ヒトが増えるといいですね。
手話を学んだことがあるヒトは、ぜひ読んでみるといいですよ~。


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コメント

奥様は秋山なみさんですよね~ 昔いたサークルにで役員してたときご夫婦で講演きてくださって すごく楽しかったので素敵なご夫婦でとっても印象的でした。ぜひ読んでみようと思います。
今日難聴協会女子部の集まりの帰りに駅のホームで難聴友達と手話していたら 背の低い30歳の女性がちかよってきて「手話ですか?」と話しかけてきた。びっくり 積極的に話しかけてきた 手話は全然できないの女性だから 口読取り30才女性の言ってくること手話にかえ、難聴友につたえ 3人で会話 30歳の女性はタレントめざしていて スピードの今井恵理子さんの手話しながらの歌ってることにかんどうしたから 自分もそれができるようになりたいと手話に興味持ち始めたとのことでした。 マジマジとキラキラした瞳で「この手話はへ~ へ~」との行動に 彼女の夢がかなうといいな~とおもいました。

投稿: ひろろん | 2009.07.08 23:26

footひろろんさん
思いがけない楽しい出会いがあって良かったですね(^^)
手話の輪がひろがるといいなぁと思います*^^*

投稿: ドシル | 2009.07.08 23:28

『手話の世界を訪ねよう」の本昨日届いたので今日読んだ 私の悩みが気持ち軽くなりました。「僕はサイボーグ」の本も届いたので あさって読もうとおもっています。

投稿: ひろろん | 2009.07.18 23:40

footひろろんさん
気持が軽くなってよかったですね(^^)
ひろろんさんのコメントは、亀井さんもご覧になっていると思います*^^*
きっと喜んでいらっしゃることでしょう♪

投稿: ドシル | 2009.07.19 23:40

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