『裁判所っておもしろい』
一番最近読み終えたのが、この本。
おもしろくてあっという間に読んでしまいました。
神戸で行われた全通研集会in兵庫へ行く新幹線の中の時間つぶしのために、新横浜駅の売店で買った本です(笑)
「裁判所っておもしろい! -裁判員になるかもしれないあなたのために-」というのが、正式な名称で、著者は静月透子さん。
弁護士でも検察官でも裁判官でもなければ、法学の専門家でもない方です。
だからこそ、私のように裁判の傍聴もしたことがないシロウトでもとっても分かりやすい切り口で書かれていて、楽しく読むことができました。
裁判員裁判がどうして必要になったのかも、なんとなく理解できました。
そして、裁判の傍聴というものをやはり何度か経験した方がいいのかなという気持ちになりました。
どんな事件を傍聴するのかが問題ですが・・・。
ごく普通の女性が(たぶん、元客室乗務員さん)幾度も裁判を傍聴することで、感じた様々なことやそこで見たいろいろな人間模様など、読みやすく書かれていますが考えさせられることもふんだんに盛り込まれています。
国選弁護人で、どの事件でも毎回同じセリフで弁護する弁護人がいるとか、1度の裁判で3回ヘアスタイルを変える若い女性裁判官など、ニュースやドラマじゃ分からない面もありました。
特に、著者が魅了された「白馬に乗った王子の白馬みたいな」検察官(笑)という、例えなど真面目な話なのに読んでいて吹きだしてしまいました
ほんの少しですが、裁判における外国語通訳の問題もでてきます。
裁判を傍聴したときの話ではありませんが、手話通訳のことも一瞬だけ登場します。
どのくらいの裁判を傍聴したのかわかりませんが、被告人ににらまれたことで裁判の傍聴を辞めたお話など背筋が寒くなる経験も書かれています。
私の技術、経験では手話通訳者として裁判に行くことは断言できちゃうのですが、裁判員として裁判に臨むことになってしまうかもしれないということは、なんとなく頭の片隅に置いておこうと思いました。
気楽に読めて、裁判のことがなんとなくわかるのでオススメです。
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