映画『WORLD TRADE CENTER』
今日は9月11日。
同時多発テロがアメリカで起こったのは2001年9月11日。
9.11はアメリカ人のみならず世界中の人たちにとって特別な日だと思います。
あの日の映像・・・今も目に焼き付いて離れません。
まるで絵空事。ハリウッド映画の1シーンのような現実。
そんなあの日の事が2006年、オリバー・ストーン監督によって映画化されました。
正直、たった5年で映画になってしまうんことにショックを覚えました。
とても観る気にはなれませんでした。
2700名以上の方が犠牲になり、そのご家族や命は助かったけれどあの時ビルの周辺にいた方たちの人生を大きく変えただろう事件。今も後遺症に悩む人がいるかもしれない事件。
そして今日、この映画が地上波で放送されました。
迷ったけれど、観ました。
原案は港湾局警察で勤務していて、WORLD TRADE CENTERへ救助へ行き閉じ込められ救出されて2人の警官とその奥様たちとのことですが、観ていてやっぱり直視できない場面や実際の映像を思い出してしまうシーンも多く、楽しめる作品ではないと感じました。
ドキュメンタリーではないけれど、証言をもとにしているのでリアリティがあるというか・・・。
エンターテイメントとしての映画ではないと思います。
救いは、2人が希望を捨てずにあきらめなかったことが救出に結びついたという事実。
でも、その裏には同じように救出を信じていたけれど飢えと渇きと怪我などの痛みに耐えながら待っていたけれど、助けられなかった多くの人がいたのかもしれないということも考えてしまいました。
「歴史」ととらえるにはまだ早い事件。
とても苦しくとても複雑な思いばかりが生まれます。
この映画の狙いは何だったのでしょう?
テロの非道さを伝えること?
希望を捨てないことの大切さ?
今の私にはどれもピンときませんでした。
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