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2010.01.02

手話サークルはボランティア団体?

私が所属する手話サークルでは、地域の社会福祉協議会の会員になっています。
更に、社会福祉協議会の中にある地域のボランティア連絡会にも加盟しています。
地域で活動している手話サークルは、地域のろう協とともに活動しています。サークルの構成メンバーは、聴者とろう者、難聴者などがいて、手話を学ぶとともにろう者を取り巻く背景や歴史、制度なども学び、地域の方たちにも広めるような活動をしています。

私は手話が好きだから、サークルにいるし聴者だから好きとかろう者だから好きということではなく、ただ好きだから活動しているし、何年も役員をやっています。
別に「やってあげている」わけでも「やらされている」わけでもありません。
誰かのためじゃなく、自分が好きでやっているだけのコト。

たぶん、うちのサークルの役員のみんなは同じ気持ちだと思うし、役員以外の会員さんも同じ気持ちだから役員じゃなくても、積極的にいろんなことをやってくれるんだろうなって思っています。
受身じゃなく、自分から積極的に活動する人が多い、本当に良いサークルだと思います。
だから、よそのサークルが全国的に会員数の減少を懸念している中、会員は増えているし、ろう者の参加数も多いのだと思うのです。

一方、地域のボラ連加盟の他の団体を見てみると、高齢者の昼食配達ボランティアだったり、視覚障害のガイドヘルプだったり、送迎ボランティアだったり、絵本の読み聞かせボランティアだったり、子育て支援ボランティアだったり、明らかに「対象」と「非対象」がいるボランティア団体がほとんどです。
だから社会福祉協議会からのアンケートで、「ボランティアの人数は?」とか「利用者の人数は?」と訊かれると、私は答えることができません。

横浜の場合、手話通訳は公的派遣制度が整っているし、通訳者養成も市が行っているので地方のように手話サークルが通訳をボランティアで担うということはほとんどありません。
本当に、対等に意見を言い合っています。
手話がまだまだな、ヒヨコちゃんたちに根気よく手話を指導してくれるろう者だってボランティアという気持ちはないと思います。
手話がなかなか上達しないヒトへの不満はあるかもしれませんが、サークルが好きだから30年以上通ってきているんだと思うし、毎週じゃなくてもろう者がちょこちょこ遊びに来てくれるのも、サークルの雰囲気が嫌いじゃないからなんだと思います。
ろう者がいない定例会なんて、想像がつかないですもん。

私は、地域のボランティア団体紹介冊子に手話サークルが「ボランティア団体」として紹介され、支援対象が聴覚障害者だという風に載ることに未だに抵抗を感じます。
別にろう者の為に手話を学んだつもりはありません。
友達が話す言葉が手話だったから、手話を使って話しています。
友達が英語を使うなら英語で話すだけです。

何年か前に、サークルに外国人ろう者が来ていました。
今は、故郷に帰ったけれど。
その外国人ろう者がわかるのは、ASL(アメリカ手話)か、国際手話か、覚えたての日本の手話。
でも、日本語はわかりません。
私とのコミュニケーションは、会っている時は日本の手話で、メールは英語でした。

本屋さんで、手話の本は「福祉」とか「ボランティア」のコーナーに分けられていますよね^^;
まぁ仕方がないと思うのですが、私はぜひとも「語学」のところに手話の本を並べて欲しいと思うのです。

手話=ボランティアというところから、そろそろ踏み出して、日本の社会に当たり前にある言葉という風に社会に認めてもらえるようになるといいなと思います。
だって、英語サークルも横浜にはたくさんあるけれど、「ボランティア団体」にはなっていないんですよ。
うちの近所にあるスペイン語サークルも、ボランティア団体ではありません^^;
ま、手話サークルは「手話」だけを学ぶ場所じゃないのでちょっと違うけれど、スペイン語サークルもスペイン語だけじゃなくて、スペインの料理とかスペインの英語とか歴史とかも学習しているから、まったく違うわけじゃない気もします。

とにかく、地域に当たり前にある、聴力に関係なく情報交換ができお互いを尊重し合える場として今年もがんばりたいと思います(^^)


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手話サークル」カテゴリの記事

コメント

読みながら、正月ボケした頭をフル稼働させました(^^ゞ
手話サークルは何のためにあるの?っていう話になると思うのですが、僕自身は聴覚障害者に対する理解を広げるのが目的だと思ってます。
そのことによって聴覚障害者が社会のいろんな場で生活しやすくなるわけですから、活動の支援対象者は当然聴覚障害者になります。
ただし、理解を広げる方法というのは、サークルが対外的にアピールすることもありますが、メインとなる活動は手話を勉強する中でサークル会員自身が聴覚障害者と触れ合うことによって理解を深めていく形になります。
手話の勉強や聴覚障害者との交流それ自体は、ボランティア的な意味で聴覚障害者にとって「何の役にも立っていない」ように見えるかもしれませんが、聴障者と健聴者の境界領域にある手話サークルは、その存在自体がボランティア活動と言えるのではないでしょうか?
なんてマジレスしましたが、ドシルさんはこのあたりのことを百も承知で言われているのだと思います(^^;。
僕が一つだけ言いたいのは、手話が言語であると言うことを、手話サークルのボランティア性を否定することによって主張する必要はないんではないの?って言うことです。

投稿: non | 2010.01.03 01:59

footnonさん
お正月早々マジコメありがとうございます。
そうなんです。
こういう、意見を待っていたのです。
「手話サークルなんて日本だけ。アメリカにないし、対応手話しか使わないからなくてもいい」なんて意見も聞くけど、私は地域の手話サークルは、必要だと思っています。
確かに、昔ほどろう者に対しての情報提供の場やろうあ運動の場にはなれていないかもしてないけど。

nonさんのおっしゃる通り、サークルが地域の聴者とろう者の橋渡しをすることで、ろう者の不利益を減らすとか、そういったことも含めてボランティア的な役割があるんですよね~。
でもなんか、私の中でしっくりきません(笑)
この感情はなんなんですかねぇ^^;
たぶん、色んな区分けをする中でボランティア団体というのが一番いいのだとは思うんですが^^;
この自分の中の感情、今年1年じっくり分析してみますかぁ~。

投稿: ドシル | 2010.01.03 16:05

すご~くよみいってしまいしまった。ドシルさんの考え方に 同じといってよいのかな?でも私は聴覚障害者の立場だから ドシルさんと同じといったら失礼かな。ドシルさんにますます好きになる。手話は言語ですよね 聴力失って何より怖かったのは孤独の恐怖。事実付き合い避けられたり、サークルで会員がろう者と私くらべて差別あったし、でも手話覚えたい気持ちにろうしゃと通訳者さんはいつも温かくて 手話がわかってきたら話すのが楽しくて嬉しくて、私に笑顔がもどったのは手話のおかげ、孤独にならず難聴者やろう者の友達ができた。英語サークルとかはボランティア団体じゃないとは知らなかった~ でも社会福祉協議会が 市によるだろうけど 私のいる市は手話ボランティアと考えてるから 学校に福祉授業の場合も手話サークルへ依頼する 打合わせに面倒だから ろう者は要らない。学校にいくのも サークルの会員だけでもいいよと平気で言うんです。世の中に手話ってものがあるってことだけ教えればよいって感じなんですよね だから ボランティア団体1つにされてるのかな~

投稿: ひろろん | 2010.01.03 16:14

明けまして、おめでとうございます。

ところで、、
ドシル様の地域は、ボラか、ボラで無いか、だけなのでしょうか、、、

私たちの手話サークルも、聴力に関係なく楽しく行って行ければいいなぁと思っております、そして、、、

区ボランティアセンターからの依頼で、例えば、ろう学校PTA からの見守りボランティア、区社協主催手話入門講座アシスタントのボランティア、老人ホームから傾聴ボランティア(手話を言語とされる利用者さんの話し相手)など等をしています。依頼全てをお引き受け出来るわけではありませんが、、

少しでも、地域の方々のお手伝いが出来ればいいなぁと思い、必要とする方が依頼しやすいように、私たちはボランティアに登録しています。

よろしかったら、ほっとなタウンマップ、で検索してください。

私が活動している所では分野別で、ボランティアは、その一部です。

以上。ご参考までに、でした、、

今年も、ドシル様ののご活躍を拝読させていただきます。

投稿: チュウ太郎 | 2010.01.03 20:34

footひろろんさん
手話と出会って良かったですね~。
そう考えると、手話サークルはボランティア団体でいる意義もあるのかなぁ?
とにかく、今年も楽しくがんばりましょ*^^*

footチュウ太郎さん
今年もよろしくです。
うちの区はろう学校から離れていますし、ろう学校からのそういう依頼はないですよ~。
地域小学校への手話指導は、地域のろう協へ行きますし。
そちらの区の状況はいろいろ聞いて知っていますが、うちの区とは違うと思います。
老人ホームから傾聴ボランティアの話も、サークルには来ませんねぇ。

基本的にサークルに直接くることはありません。
区ろう協から協力を求められて、同行するとかろう協のお手伝いをすることはありますけどね。
うちは、本当にろう協と両輪で動いている感じです~。

投稿: ドシル | 2010.01.03 23:24

今日は初詣旅行を楽しみながら、頭の隅でこの記事のことがひっかかっていました(^^)。
昔と今でサークルの役割が違っているのは、そうなんですよね。先輩の話で、昔は奉仕員養成講座や通訳派遣をサークルでやってたと聞くと、へ~って思います(今でも一部のサークルはやってますが)。
ろうあ運動の広がりの中で、サークルの担っていた仕事が情報提供施設などに移管されていき、ろう者とのより深い関係、専門性を持った問題への取り組みを求めている人たちは全通研に軸足を移していって、サークルがサロン化していった、っていうのはちょっと単純化し過ぎかもしれませんが(^^;、そういう傾向はあるように思えます。でもって、それはボランティア性が薄れていく歴史だったのかもしれません。
そうなってくると、サークル連合である県手連(県サ連)も、ろうあ運動の一翼を担っていたようなかつての姿ではなくなってきて、サークル同士の単なる情報交換の場(もちろんそれも大切ですけど)に変わってきます。
このあたりで手話サークルの意義を考え直す時にきてるんじゃないかなって思います。今通訳や専門的な組織でばりばり活動している人たちのほとんどすべての人はサークルから生まれて来てるのに、サークルの大切さにみんな無関心すぎるような気がしてるんです。
う~む、ちょっと熱くなって長くなりました(^^;。それに方向がそれたかも。ごめんなさいm(_._)m

投稿: non | 2010.01.04 01:02

footnonさん
いえいえ、方向はそれていないと思います。
地域差はあるものの、サークルの役割は今と昔とではずいぶん違いますよね。
それが、色んなサークルで「会員の現象」「ろう者の参加が少ない」という問題になっているのだと思います。
ろう者が気兼ねなく、手話で話せる場所として、サークルがサロン化してもいいと思います。
毎年、全通研の討論集会でもそんな話が出てきます。
でも、多くの聴者が「手話が下手だから・・・」とか言って、ろう者と話さなかったりしますよね^^;

最近、うちのサークルではそういう傾向が減って、とっても良いなと思っています。

京都などのサークルは、今でもろうあ運動とサークルのつながりは強いみたいですが、昔の比ではないでしょうね・・・。

全日本ろうあ連盟の「手話サークルの指針」も新しく出されると聞きました。
私は通研の活動も大切だけれど、地元のろう者やろう協とのつながり、地域とのつながりを大切にしたいと思っています。
身体はひとつなので、大変ですけどねぇ(笑)
私も、サークルで育ててもらったのでサークルは大切にしたいし、だからこそサークルの存在意義も考えてしまいます。

投稿: ドシル | 2010.01.04 08:19

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