« 新鮮な気持ち。 | トップページ | 『ろう者のトリセツ聴者のトリセツ』 »

2010.02.12

excessive meddling -過干渉-

ろう者には手を差し伸べなければいけない・・・そう思っている人が、未だに少なくないように感じることがありますcoldsweats01
ろう者には情報提供と「聴こえないこと」への配慮は必要ですが、「手をさしのべる」というのとはちょっと違うと思うのです。
論理的な説明はできませんが・・・。
私は手話の世界にいるので、結構感覚がマヒしていることがあると自分で思うことがありますが、自分の立場はわきまえて、行動するように心がけています。

手話やろう者を知らない多くの聴者は、「手話を学ぶヒト」=「福祉」=「ボランティア」=「エライひと」的な発想が今でも根強くあり、ろう者の役にたたなくちゃ、お世話しなくちゃ、がんばらなくちゃと張り切っている方をたまに見かけます。
でもそれって、なんだか違う気がしています。

ろう者も難聴者も中途失聴者も情報さえきちんと提供されれば自分で判断でき、行動できます。
たぶん「お世話して欲しい」なんて、多くのろう者は思っていません。
実際、私の周りのろう者も聴者があれこれ出すぎると「決めるはは自分だから勝手にしないように。」と先走る聴者をたしなめる人も少なくありません。
たしなめてもらえればまだいい方で、若い人になると先走る聴者を見限って一緒に行動しなくなってしまいます。

ろう協と手話サークルは車の両輪だとよく言われました。
今の社会でもその考えが通用するかどうかはともかく、手話サークルの会員も手話通訳者もろう者も対等な立場であるべきで、ろう者の"介助者"ではないと私は考えています。
それぞれの役割や立場があるわけで、その役割・立場を越えて干渉することは相手に失礼です。

なんだか違うなぁと思うヒトを見かけるとちょっと残念に思う反面、一生懸命「役に立とう」としている健気さは伝わってきて、その分空回りな感じがなんだが切なくなります。

幸い、私が関わっているサークルには、そういう人はいません。
サークルに来ているろう者は、けっこうその辺に厳しい方も多いのでみんな自然と身に付いているのかもしれないですね。
でも、ずいぶん前にうちのサークルに来ているろう者が言っていたのですが他の地域のあるイベントの下見に行ったら、要員であるはずのサークル会員が勝手に会場の担当者に質問したりして、主催者であるろう者グループが中心になって、会場関係者と打ち合わせをしていなかったそうです。

これも張り切りすぎちゃった結果なんでしょうかねぇ・・・。
そんなお話を聞くたび、自分はexcessive meddlingではないかと顧みます。
今のところ大丈夫・・・と、思います。
と、いうか私はそもそも「聴こえない人のお世話をしよう」なんてこれっぽちも思っていないので過干渉にならないのかもしれません。

私のろう友は、して欲しいことははっきりいうのでそんな環境に慣れてしまっているのかも。
私がろう友にして欲しいことも言うのでお互いまさま。
言われないのに勝手にあれこれ世話を焼くことは友達同士ではありえないし・・・。
でも、年をとるとあれこれ若いヒトに対しても過干渉になってしまう可能性もあるので、私も気をつけたいと思います^^;

みなさんは、大丈夫ですか?
自分の子供に過干渉になっていませんか?
地域のろう者や難聴者におせっかいしていませんか?

ブログ村でブログランキング参加中↓クリックよろしく★
にほんブログ村 介護ブログ 手話・点字へ
にほんブログ村

|

« 新鮮な気持ち。 | トップページ | 『ろう者のトリセツ聴者のトリセツ』 »

手話言語・ろう文化」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17097/47345106

この記事へのトラックバック一覧です: excessive meddling -過干渉-:

« 新鮮な気持ち。 | トップページ | 『ろう者のトリセツ聴者のトリセツ』 »