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2010.05.01

私の手話の原点。

「手話を始めたきっかけは?」
聴者に対してよくある質問です。
私も、手話サークルに初めて来た方に会話のきっかけでよく使います。

こう訊かれて私は明確な答えがなくて困ることが多いのです。
ドラマで影響を受けたとか学校に聴こえない子がいたとかそういった経験はなく、でも手話はとても身近なものだと子供のころから思っていました。

子供の時、記号のような速記と声がなくても会話ができる手話とどちらかを勉強したいと思いました。
でも、速記は黙々と本と向き合うだけで退屈な勉強だけど、手話は会話だから相手がいて楽しそう・・・小学生の時はそう思っていて、いつか手話を学びたいと思っていました。

どうして手話が身近だったのかというと、昔、北海道で毎週日曜日に放送されていた「サンデー九」という番組。
わが家では毎週なぜかこの番組を見ていました。
この番組、タイトルからも想像できるように故・坂本九さんが司会の番組で福祉関係の番組だったように記憶しています。
この番組、今考えるとスゴイのは番組全編に字幕というかテロップが出て聴覚障害者も楽しめる構成になっていました。
更に、生放送の時は手話通訳がついていました。
ちょっとスゴイですよね。
その流れが今の、「どさんこワイド」に手話通訳がときどきつくことに繋がるのかどうかはハッキリ分かりませんが、同チャンネルなので少なからず影響があっただろうと思います。

「サンデー九」は1970年代半ばから坂本九さんが飛行機事故で亡くなるまで続いた番組です。
当時私は小学生。
小学生の時から、手話通訳が付いている番組を見ていたから、手話はわからないけど手話に興味を持ったんだろうなと思います。

私が本格的に手話と出会うのはそれから何年も何年も後になるのですが・・・。
その後、20代の時に手話ができないし手話を覚えようとしない聴覚障害者の学生と出会ったり、自分が聴覚障害者であることを受容できない学生や母親と出会ったりして、いろいろ考えさせられたりもしました。

1993年に、ある新聞に九州のある薬局で「手話による服薬指導」をしていて服薬指導に使う手話をイラストにしたマニュアルがあると書いてあって、FAXで送ってもらったこともありました。
ちなみに、その当時私は手話で会話ができたわけではありません^^;;
でも、その頃になると「星の金貨」など手話が出てくるドラマもでてきてそれ以前より、手話の認知度は高まったように思います。

1990年代後半に「ろう文化宣言」があって、文化があるならその文化圏の人が使うのが手話なのかなぁという漠然とした思いがあったり・・・。
今のように「手話は言語」なんてそんなに言われていない時代だったけど。

そして私は地域の手話サークルで、地域のろう者と話すことが楽しくて、もっと手話で流暢に会話ができたらいいなと思うようになり、また別の出会いがあって通訳の勉強を始めようと思うわけなのですが、こうして考えると通訳を目指そうと思った時は、大きなきっかけがあるけどそれ以外は、なんとなく子供のころ思っていた「いつか手話ができるようになりたい」っていう気持ちなんですよね。

「サンデー九」で手話通訳をやっていた方はどなたなんだろう・・・。
神奈川には、毎週手話通訳のワイプが入る地域の情報番組があったのですがこの4月から無くなってしまいました。

手話がわかるかどうか関係なく、手話や手話通訳を「あたりまえ」にするという意味ではああいいう地元情報番組って大きな役割があったように思います。
無くなって残念だな・・・。


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手話いろいろ」カテゴリの記事

コメント

まったく関係ない話ですが、私がスキューバダイビングを始めたキッカケが、誰かに影響を受けたというわけでもないところが、同じような感じです。

といってもそちらは私たち以上に手話などに精通されているようで、その熱心さが見事ですね。これからも世界を広げられるといいですね。

投稿: Sipadan2003 | 2010.05.01 18:24

footSipadan2003さん
コメントありがとうございます♪
スキューバダイビングは誰かの影響じゃないということは、身近に海があったのでしょうか*^^*
ステキです。
私、水泳は息継ぎができないので足がつくところじゃないと泳げません(笑)
でも、ダイビングなら酸素があるので大丈夫です~。
もう何年も潜っていませんけどsad

ぜんぜん、手話に精通なんかしていません^^;;
少しでも自然な手話ができるようになれたらいいなと思います(^^)
今後もよろしくです~。

投稿: ドシル | 2010.05.01 19:01

私と手話の関わりについてはご存知の通りですが、大学時代にもほんの少しだけ教わったことがありました。
でも、それ以前、子供のころには手話という言葉があること自体知らなかったか、少なくとも関心を持ったことはなかったような気がします(世代の差かな ^^;)。

「サンデー九」というのは、北海道だけの番組だったのですか。
少し前にツイッターで、坂本九さんの「そして想い出 手話 LIVE」が話題に上って、初めて見た私はちょっと意外に思ったのですが、その番組の司会をされていたのなら、もともと手話との繋がりもあったのでしょうね。
http://www.youtube.com/watch?v=ZOC0-ie3lGg

投稿: rinsho | 2010.05.02 01:50

footrinshoさん
「サンデー九」の正式名称は、『ふれあい広場・サンデー九』らしいです。
札幌テレビの番組だったので北海道だけだと思います。

北海道各地からの中継もあったように記憶しています。
そんなこともあり、北海道には九ちゃんの記念館があるんですよ^^
http://www12.ocn.ne.jp/~hello.e/sakamotokyupege/index5.html

私も何度かYouTubeで検索したことがあります(^^)

投稿: ドシル | 2010.05.02 17:50

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