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2010.07.03

日本語の難しさ。

先日帰国したサッカーW杯の岡田ジャパンの帰国会見を見ました。
モノマネまで飛び出す爆笑会見でしたね^^;

あの記者会見の司会を担当していたのは、日本サッカー協会の広報の方でした。
日本へ帰国したのは代表選手の全員ではなく、田中マルクス闘莉王選手はお父様が入院されたということでお見舞いのため南アフリカからブラジルへ行ったため、日本へは帰ってきませんでした。

で、会見の時に司会の方は「闘莉王選手は、家族を見舞うためにブラジルへ渡航したため会見には参加していません」という言い方をしました。
「ブラジルへ渡航」です。
確かに、闘莉王選手は帰化したので日本国籍を取得しています。
「日本人」だから、日本代表としてW杯に出場しているし、「日本人になって良かった」という発言もインタビューの際にしていました。

なるほど・・・。
日本サッカー協会は、ちゃんとした意思をもって「渡航した」という言葉を使ったんだと思いました。
それに対し、その会見の様子を伝えていたフジテレビのレポーターは「闘莉王選手は、ブラジルへ帰国したため、日本には戻っていません」と言っていました。
日本に帰国じゃなくて、「ブラジルへ帰国」という言い方です。

確かに闘莉王選手はブラジル出身。
でも今は日本人。
あえて「ブラジルへ帰国」という言葉を使ったのではなく、ブラジル出身の闘莉王選手だから「ブラジルへ帰国」と自然と出てしまったのだと思います。

さてさて。
そもそも「帰国」って根本的になんなのだ・・・と思ったので、辞書を引きました。
大辞泉によると以下の通りです。

き-こく【帰国】
[名]スル
1.外国から母国に帰ること。帰朝。
2.故郷に帰ること。帰郷。

うむ。
故郷に帰ることも「帰国」なら、外国人が日本へ帰化した後に故郷の国へ帰る時に「帰国」を使っても間違いではないということかな。
なかなか手ごわいです。

英語だと以下のような感じでしょうか。
He went back to Brazil.(彼はブラジルへ帰国した)
He made a voyage to Brazil.(彼はブラジルへ渡航した)

なんか、英語の方がイメージしやすいなぁなんて私は思ったのでした。
「ブラジルへ帰国したので日本へ帰って来ていません」ってなんだか変な感じじゃないですか?^^;
意味はよくわかるし、私も使ってるような気がしますけど^^;;;

私が大好きな建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズは日本に帰化して一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)と改名しました。
一柳は奥さまの姓。米来留はもともとの名前のメレルに漢字をあてたものですが「国からて、日本にまった」ということで、このような表記にしたと、本人の手記には書いてあります。
お墓も日本にありますが、日本名の一柳米来留よりもウィリアム・メレル・ヴォーリズの方が有名です。
帰化して日本人になったのだから、正しい名前は一柳米来留なんですけどね^^;

ああ・・。
日本語って難しいですね。


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