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2010.09.16

許せない医療機関

神奈川県内で今年あったことです。
体験したのは私ではなく、ろう者である友人。

2010年といえば、日本でも障害者権利条約の批准を目指して国内法の整備をどうしましょう・・なんて話しているような年ですよ。
医療機関もサービス業のひとつですから、医師は上から患者にものを言うのではなく、きちんと「インフォームコンセント」をして診療内容・検査内容を患者に理解してもらいましょう・・っていう考え方のはずです。

そんな今年、神奈川県内の某所にあるそれなりに有名な民間の病院で、「聞こえない人には配慮しません」という理由で、診察を拒否し、筆談さえもしないと門前払いをした医療機関がありました。
体調が悪いから行くのが医療機関なのに、そんな風に医療機関の受付で冷たくあしらわれてどんなにショックか、どんなに傷つくか、どんなに壁を感じるか・・・。
私もこの話を聞いたとき、憤りを感じ、ショックを感じ、怒りの感情が収まらなかったけれど、当事者であるろう友は、私のショックの何十倍もショックだったろうし、その心中は私達聴者が想像することさえもできないだろうと思います。

私がろう友の家族なら、その医療機関に乗り込んでいって文句を言って、県の医師会にでも苦情申立てをします。
家族じゃなくても、友人として彼女が望むなら、そうします。
でも、深く深く深く傷ついた友人は、それを望んでいないのだと思います。
私はその医療機関の名前も聞いてはいません。
のどまででかかった「どこの病院!!」という言葉を飲み込みました。
言いたかったら、訊かなくても言うだろうけど言わないというのは、訊かれたくないのかなと思ったから。

医療機関に「手話を覚えてください」とは言いません。
でも、筆談くらいしてくれる配慮があってもいいのではないでしょうか。

もしかしたら、過去にろう者が受診して何かトラブルがあったとか、医療機関には医療機関の言い分があるのかもしれないけれど、そうだったとしても、目の前に居る患者を門前払いするなんて、医療機関でやってはいけないことだと思います。

筆談が面倒だから配慮しないの?
筆談することが診療報酬にならないから面倒なの?
目が見えない人には、配慮するの?
車椅子の人には?
外国人が来院しても門前払いするの?
英語圏の人ならいいけど、ポルトガル語や中国語はダメなの?
それとも英語圏でも、話が通じないから診察お断りなの?

・・・私は、その医療機関の人に訊きたいことが山ほどあります。

そんな病院、聴者の私でも行きたくないです。
その医療機関のHPや病院の入口・看板あたりに「筆談はできません」って最初から書いておけばいいのになと思います。
そうしたら、わざわざ体調悪い中、ろう者も難聴者もそんなトコには行かないし、聴こえる私達もそんなこともできないトコでは診察受けないわーって思うから。

感情のまま書いてみました。
だって本当に、許せないと思ったんだもの。
「聴こえない」ってことで診察拒否をする医療機関、どう冷静に考えても問題だと思います。
みなさんはいかがでしょうか?


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コメント

その憤りは、ごもっとも!!

なに考えてるんだろ!?
今はあり得ない話ですね。

投稿: しげ | 2010.09.17 18:26

footしげさん
医療機関としても問題だけど、「診察できません」って目の前の患者に告げる受付の方もどういう気持ちなんだろうと思いました。
人間として、罪悪感はないのかな。
目の前につらくて受診しにきた人がいるのに、「聴こえない人に配慮しません」って言える人の心理がわかりません。

投稿: ドシル | 2010.09.17 19:41

組織の方針なら、現場としては仕方ない対応かも。

けど、人としてもう少し配慮して欲しいよね。
麻痺してなければ。

投稿: しげ | 2010.09.17 22:06

footしげさん
組織の対応=医療機関の方針だったとしても、受付の人には申し訳なさそうに対応してもらいたいと思うのです。
冷たくあしらう態度は、結局その人もその対応が当たり前だと思っているからできるんだと思うのです。
そんな人は、自分が病気になったり何か障害をもったりして初めて、他人の気持ちがわかるのかもしれませんね。

投稿: ドシル | 2010.09.17 22:20

初コメントです。

門前払いなんて、有り得ない。医師のする事じゃないですよ。
今では、駅など公共施設でも色々な場所で筆談機を目にするようになったのに、医療機関にそれが無いなんて…。
イチバン必要とされる場所なのに…
悲しくなります。

投稿: LINEN | 2010.09.17 22:23

footLINENちゃん
こんにちは.
そうだよねぇ。ま、門前払いをしたのは医師じゃなくて受付の人だけど、そこの医療機関の方針なんでしょうね。
理解のある人ばかりじゃないのが現実で、これでも最近では「珍しい」ことだけど昔はこんなの日常茶飯事だったみたいです。

投稿: ドシル | 2010.09.17 22:35

被害にあったろう友さんの気持ちわかります。私も聴こえないから・・めんどうくさそうな顔されるの見るたびになきたくなるから・・
昨日は会社の健康診断で聴力検査のとき 私が耳悪いといったら「ちょとおまちくださいと消えて もどってきたら「受けなくていい、補聴器使用とかきます。おわりです。次の方~」とて感じで「え??うけなくていいってどういここと?と説明してほしい」とおもったけどながされてしまった。

投稿: ひろろん | 2010.09.18 06:56

footひろろんさん
ひろろんさんも悲しい経験を沢山していますよね。
聴力検査は、障害者手帳を持っている人は健康診断では行わないことが多いみたいです。

病院の聴力検査と違って、健康診断の検査は「聴こえるか」「聴こえないか」の検査だから。
難聴者やろう者のお友達に聞いてみるといいですよ^^

投稿: ドシル | 2010.09.18 08:08

ひろろんさん

貴重なお話、ありがとうございます。

世の中には、いろんなハンデを抱えてる人がいて、その人には何が必要かということは、当事者の話を聞いて気付くことが多いです。

たぶんドシルさんも同じ考えで情報発信されてるんだと思います。


すべての人がすべてのハンデの事情を知るのは無理だけど、人に優しい気持ちがあれば、それだけで世の中違ってくるのにね。

投稿: しげ | 2010.09.18 09:00

footしげさん
知らないというか、無頓着でいて、思いもしないコトっけっこうありますよね。

先日も私が職場で「タッチパネル式の券売機は、視覚障害の方にとっては触ってわからないからバリアフリーじゃない」って話をしたら、私にとってはそれは当たり前だったけど「言われて見ればそうだ!!」ってはっとsしていた人がたくさんいました。

投稿: ドシル | 2010.09.18 22:10

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