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2011.02.27

劇団しゅわえもん 『あらしのよるに』

この週末、劇団しゅわえもんの第3回公演を手話関係な友人達と観てきました。
場所は高円寺。
遠い〜〜〜。
でも、会場の座・高円寺2は駅から近くて思った以上に立派な建物でびっくり!
あんなホールが家の近くになったらいいなぁと思ってしまいました。

建物を上から下へと繋ぐ大きな階段は螺旋状にぐる〜となっていて、光の環がちりばめられていてとてもキレイだし、吹き抜けのような状態なので、階が違うところにいても手話なら会話しやすいっ♪という作りでした。
もちろん一般の建物ですからろう者向けに作られているわけではないのですが^^;;

さてさて。
肝心の舞台の内容ですが、きむらゆういちさんの原作(講談社刊)を元に作られて手話劇で、オオカミさんとひつじさんの禁じられた(?)友情の物語です。
あいことばに「あらしのよるに」というのが登場します。

子供向けのテーマなのですが、考えさせられることは色々とありました。
本来、食料になるはずのひつじと仲良くなるオオカミなのですが、その台詞に「ひつじは食べるものだから、そのひつじに家族がいて、悲しむことなんて考えもしなかった」というのがありました。逆にひつじも「オオカミは自分たちを食べる悪いやつらだと思っていたけど、家族がいるなんて」というように驚き戸惑ったりします。

別に天敵ではないけれど、ちょっぴり聴者とろう者にも言えるかも〜とか思いながら見入ってしまいました。
ろう者の求めていることに気がつかない聴者。
例えば、筆談を頑に拒否するとか、聴こえない人の情報保障について悪気はないけど何にも考えてない、知らないってこと、一般には多くあります。(邦画に字幕がないとかもだし)
逆にろう者は、聴者が感じる音の神経質な部分に気がついていないなど。
お互い、話してみて初めて理解できることってあるなぁなんて思ったりして。
感じ方、考え方、環境が違っても、ろう者と聴者だってわかり合えるし友達にもなれるよねなんて、オオカミとひつじの友情を観ながら妄想しました^^;;
オオカミとひつじ、どっちが聴者でどっちがろう者とかはないんだけど(笑)

でもこの物語はちょっぴり残酷。
その禁断の友情の陰には大きな大きな犠牲があるから。
その辺は原作を読んでいないんどえなんともいえないけどちょっとうむーと思ったりしました。

舞台の演出は、聴こえる人も聴こえない人も一緒に楽しめる工夫がたくさんあって良かったです。
でも、ちょっぴり聴者用の演出かなぁ。
例えば、生の演奏が舞台袖であるんだけど暗転中に演奏があってもスポットがはっきり演奏者にあたらないので、気がつかないろう者もいるかもしれないなぁとか。
暗転している間に、音だけでことの顛末がわかり明るくなった後に台詞でその説明があるとか。
聴こえる私はわかるけど、聴こえない友達は明るくなって台詞をみないと事の次第がわからないなんて場面も少しありました。
全体としては、本当に良く出来ていて楽しめる作品でした。

あと興味深かったので、手話の台詞と音声の声優さんの台詞は完全には一致していないところ。
手話ならではの言回し、表現があるように日本語ならではの言い方が語尾を言い切らないなどあるので、あの台本はどうやって作ったのかなぁ?と思いました。
元々、日本語の台本を手話に翻訳したのかな。。。
なかなか勉強になりました☆

第4回公演は、今年の秋頃みたいです。
どんな演目か楽しみです。
ぜひまた行きたいなぁと思います。
耳に補聴器をつけた小さな子供達がたくさんきていて元気に話していて、なんだか微笑ましかったです(^^)
聴こえる子供には色んなエンターテイメントがあるんだもん。
聴こえない子供にだってこうした楽しめる場所があるといいですよね。


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