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2011.02.16

冬期デフリンピック開催中止

2月14日、突然耳を疑うニュースか飛び込んできました。
スロバキアで開催される予定だった第17回冬季デフリンピックが中止になったというもの。
日本の選手団一部は、すでに現地入りし他の選手も出発直前のことだったと聞きました。
中止の理由は、今大会の運営を担当しているスロバキアサイドの運営費の問題とか・・・。

デフリンピックの知名度は、一般にはかなり低いことを改めて感じたのはこの中止のニュースがYahoo Japanのトピックスに掲載されたのですが、それに寄せられたコメントには複数「デフリンピック」は太った人のオリンピックで「デリンピック」かと思ったというものがあったことからも分かります。

更には、デフリンピックはパラリンピックよりも歴史があるにも関わらず、「パラリンピックだけでいいのでは」というような安易な意見もいくつか見られました。
身体になんらかの障害があり運動能力に差があるので、耳が聞こえないだけど聴覚障害者は他の障害者と一緒にスポーツをすると圧倒的に有利になります。
もし、パラリンピックの一部とするならばパラリンピック内に聴覚障害者部門を作って別にするということになるのでしょうか。
それ以前に、開会式等すべてのイベントや選手村等に手話通訳や要約筆記など情報保障をつける必要もあり、パラリンピックではなかなか対応しにくいのではないかと思います。
簡単には行かないのです。

国際スポーツ大会であるデフリンピックが開催直前に、開催国側の経済的理由に中止になったにもかかわらず、一般のニュースでは全く取り上げられないこの現実を、手話関係者は複雑な気持ちで見つめています。
知名度も注目度も低いことの現実。
パラリンピックのように、手足がなかったり不自由だったり、車いすで競技する様子を映像で伝えることは絵になり、「障害者ががんばっている」という象徴になるのでしょうか?
聴覚障害者は、聴こえないだけで小さな補聴器をちょっと耳につけているだけなので、一見すると一般のスポーツ大会と区別がつきません。
だから、「障害者がスポーツしている」という映像にはならないとは思います。
障害者が一生懸命、「障害を乗り越えてがんばっている」コトが、世の中の人は見たいのでしょうか?
障害者と一見分からないと国際競技大会が中止になっても、マスコミの話題にさえならないなんて。

オリンピックやパラリンピックと同じように、選手達は4年間この大会を目指してがんばって来たのに。
やり場のない憤りがきっとあるだろうと思います。
「デフリンピック」が少しでも多くの方の目に留まり、理解して貰えたらいいなと思い、Twitterやブログにこのことをあえて書いています。

このニュースをきっかにより多くの方に、どうしてパラリンピックと一緒じゃないのか、聴こえないということがどういうことなのかまだまだ知らない方が多いと思いますが、興味を持って考えて貰えたらいいなと思います。


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