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2011.05.16

子供の頃の体験。

人間の価値観は子供の頃の体験で決まるのではないかと、最近思うことがあります。
以前はあまり深く考えたことはなかったのですが・・・。

私は今、手話に関わっていて時には手話通訳もやってりしています。
手話通訳をやろうと思ったきっかけは、前にも書いた通りひとりのろう者との出逢いがあったからなのですが、手話をはじめたきっかけは、「なんとなく」でした。
子供のころ見ていた坂本九さんの番組に手話通訳がついていて、いつかあんな風に手で話したいなと思っていたというのもありますが、本当になんとなく。

でも何となくにも、やっぱり何か理由があるんですよね。たぶん。
私はろう者と初めてあったとき、「どうしていいかわからない」という感覚がありませんでした。
もちろん、手話はできなかったんですけど^^;
音声言語が通じないことにあまり物怖じしなかったというか、動じなかったというか。

どうしてだろうと、自分の半生を振り返ると周囲に障害者が多かったからではないかと思ったんです。
まず、私の父。
手話に興味がある人ではありませんでしたが、左耳が聞こえない人でした。
(すっかり忘れていましたけど^^;;)
社会人になってから、あるとき寝ていたら突然耳が痛くなり、翌朝聞こえなくなったんだそうです。
原因不明。
だから、左から声をかけると反応がないことが時々ありました。

それから叔父は全盲です。
こちらも中途障害ですが、私が中学生の頃から視力が落ちてきたので私はよく外出介助をしていました。
「介助している」という意識は全くありませんでしたけど。


父方の一番年の近い従弟は生まれつき片足がなく、物心ついた頃から義足をしていました。
成長するたびに義足が痛くて合わなくなったりして大変そうでしたが、足がなくても子供の頃は関係なく喧嘩したり遊んだりしていて、特別可愛そうと思うこともありませんでした。

そして私の通っていた小学校は当時の言い方で「特殊クラス」、今なら「特別支援クラス」と言うのでしょうか。とにかく、時々一般の教室にくるけど普段は別の教室で授業を受けている子達がいるクラスがありました。
そのクラスから帰って来た子は、だいたい私の隣の席にいたので小学校3年の時はよく私が対応していたのを覚えています。

今思えば、その子はダウン症だったのではないかと思います。
当時は病気だとか障害だとか考えず、ただあれこれと世話を焼いていたような気がします。
親同士も知り合いでしたし家も近所だったので、なんの抵抗もなく接していました。

他にもクラスには、小耳症の子もいました。
男の子だったけど、いつもおかっぱにして耳を隠していました。
時々、耳のことでいじめられたりもしていましたが小学校5年のとき骨の移植?のようなことをして耳が、小さくなくなったのでビックリしました。

また、私には実際にろう者に出逢う前に全盲で盲導犬を連れた友人がいました。
一緒に外出することも多く、叔父をガイドしていた経験もあり私はなんの違和感もなく全盲の友人と出歩いていました。
車いすユーザーの友人もいました。

そんな流れで出逢った、初めての生身のろう者。
どういう会話をしたのか覚えていないのですが(笑)とにかく、通訳をお願いしたりもせず身振りで自己紹介した記憶があります。

何が良いかわからないけど、子供のうちに色んな人に出会って接しておくと良いのではないかと思います。
障害の有無もそうだし異文化を持つ外国人とのふれあいも大切だなって思います。

結局、私を手話へ導いたものが何かはわかりませんが親が毎週見ていた日曜日の番組「サンデー九」に手話通訳がついていたということは大きいです。
でも両親ともに手話はできないですし、興味もないですけれど^^;;

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想い出あれこれ」カテゴリの記事

コメント

この記事を見て、思い出しました。
そう言えば、私の父も左耳が聞こえないのです。
(父は手話の世界には全く関係していないけど)
そして、私が手話をはじめたキッカケも
「なんとなく…」^^;
手話を通じて色々な出会いや学びがあって、
ドシルさんとの出会いもやはり何かご縁が
あったのかな(o^-^o)

投稿: cherry | 2011.05.18 14:56

suncherryさん
cherryさんとは色んな意味で運命を感じます(笑)
お父様も左耳!
うちの父も左耳^^;;
なんですかねぇ。

cherryさんとも手話をやっていなかったら出逢っていないですもんね*^^*
色んな角度でのご縁があってこそですね〜。
今後もよろしくです☆

投稿: ドシル | 2011.05.18 22:36

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