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2011.11.13

手話技術と通訳技術

「手話ができると手話通訳ができるは違う」。
さんざん聴かされているこの言葉を実感するのは、手話通訳をするようになってからのことだと思います。
随分まえの、あるお話です。
聾者と会話をする際の「手話力」はさほど問題がない(ように見える)し、会話も成り立っているのだけれどその人が、いざ通訳をすると「よく分からない」「いらいらするから筆談の方がまし」と、複数の聾者からその人には通訳をさせないで欲しいと言われた手話通訳者が困っていました。
(因みに、公的派遣の話ではなくサークルやその他公的派遣の対象にならない私的な場面での話です)

親しい聾者(自分が育てた通訳者とか)なら、直接その通訳者にアドバイスをするのかもしれません。
でも、それ以外の聾者は本人には何も言わず周囲に感想を延べるにとどまるようです。
当たり前と言えば当たり前のことですが・・・。

この話を聞き、我が身を振り返ります。
自分の通訳はちゃんと「通訳」になっているのかどうか。
聾者が苦しい手話表現ではないのかどうか・・・。
言われなければ気がつかないことが沢山あるので、アドバイスして欲しいなと思いますがアドバイスをくれるのは一握りの聾者。

それでも、未だに色々と言ってくれる年配の聾者や同世代の聾者の友人がいるということは、もしかすると恵まれた環境なのかも知れないなと思うことがあります。
私としては手話イコール聾者の言葉なので、通訳者とは手話話者の仲間が多くいることは自然なことだと思っていますが「自称職業手話通訳者」の中には、「聾者と交流がない」ことを当然としている方がいるらしいです。
私の周りにはいませんが(苦笑)

聾者と交流しないで、どうして通じる手話表現ができるんだろうと首を傾げたくなりますがそういう考え方の方は「聾者は通訳技術を教えてくれない」と周囲に言っているそうです。
通訳技術以前に、手話を自然に使えなければ通訳なんて出来る訳がないと言うのが私の考え方です。
「通じない、自己満足」の通訳ならできるかもしれないですけど^^;;;

聾者が聾者同士で使う、読み取る努力をしなくても理解できる表現を使った手話通訳ができるようになりたいと常に思っていますが現実はなかなか厳しいです。
がんばりすぎると長続きできないので、細く長くがんばっていきたいと思います。
手話技術も通訳技術も、まだまだ進歩できるぞーと自分に言い聞かせて^^;;

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