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2011.12.30

『音もなく少女は』

Woman
音もなく少女は (文春文庫)

アメリカ生まれのボストン・テランの小説「音もなく少女は 」を読みました。
日本語訳は田口俊樹さんです。

私はあまり日本語訳した小説は好きではありません。
プロの翻訳家が訳していてもどうしても、日本語として不自然な表現になる事が多く、純粋に日本語の表現を楽しむなら日本人の作家が日本語で書いたものの方が格段に優れていて読みやすいという想いがあるのです。
海外の文学作品も原文で読みたいなぁと思うものの、なかなかそうもいきません^^;

音もなく少女は (文春文庫)」の原題は「WOMAN」というシンプルなものです。
日本語版のタイトルから想像できると思いますが、主人公は聾者です。
貧困家庭に生まれたひとりの聾少女が、成長し様々な人と出会い色々な経験をするのを3部構成で書かれている、アメリカを舞台にした一応(?)ミステリーです。
時代は第二次世界大戦の傷が色濃く残る、1950年代から70年代半ば頃が中心です。
ラストは80年代に入ってからのお話ですが。
主人公は聾者なので、聾学校の様子などもでてきます。
ギャロデット大学は「ガロデット大学」と訳されていました。
色んな意味で興味深い小説でした。

原文が英語なので、それを訳した表現が日本語的ではない部分もあるのですが私が知らない日本語の語彙もいくつかでてきます^^;;;
翻訳って本当に難しいなぁと感心しつつ読み終えました。

こんな時代設定でも、手話通訳がついているとかテレタイプで連絡をするという表現が当たり前の描写として登場するあたり、さすがアメリカだなぁと感心しました。
正直、どこがミステリーなんだろう...とは思うのですが、興味のある方はぜひどうぞ。

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