バレンタインデーに震災を思う
いつもは自分が食べたいチョコをどどーんと買って夫にあげるバレンタインデー。
今年はそんな気になれなかったデス。
先週半ば、手話関係でちょっとした集まりがあり出かけた先でチョコレートが売っていたのでその日会う人数分の義理チョコ&友チョコをなんとなく買って、夫にも小さなチョコを買ってみましたがバレンタインというよりは普通に買ったチョコという感じでずっと冷蔵庫にあります。
あのチョコ、いつ食べるのやら・・・。
そんな訳で、チョコを食べない2月14日は久しぶり。
今日はチョコのことではなく、3月11日に思いを馳せました。
きっかけはTwitterで見かけた、西日本のとある地域で3.11に計画されている原発反対パレード(?)やカラオケ大会の参加者募集のツイートでした。
それに対して、被災地・東北の方々は自分のすべてが無くなった日にお祭り騒ぎはやめて欲しいという意見を書いていました。
多くの人に興味を持って欲しいからイベント化して、お祭りのようにするという主催者側の方の意見もありましたが、そんな風にできるのはあの震災の日に東日本に居なかったからだと私は思ってしまいました。
しょせんは西日本のある地域の方が企画した、表向きは「震災を忘れない、反原発」運動なのでしょうが、内容は「フェスティバル」という印象です。
私自身も、友人も親戚も津波に巻き込まれてはいませんが、あの日あの大きな揺れを感じ、停電の中家族や友人と安否確認をし、電車が止まった中徒歩で帰宅しました。
電車がその後もしばらくは正常に運転されなかったことも、計画停電(本当に必要だったかどうかは謎ですが)を経験し、余震で不安になり、スーパーから水や納豆、米、ティッシュが品薄になる状態を見てきました。
ガソリンがなくて並んでいるクルマも沢山ありました。
神奈川にいても、こんな経験をすればパレードしたりカラオケ大会したりという内容に拒絶反応を感じるひともいるのですから、東北の方の感情はいかばかりかと思います。
計画されている大掛かりなイベントは、当事者は悪意なくむしろよかれと思ってやっているのでしょうから計画通り行われるのでしょう。
私は今年の3月11日は出かけないで、家にいようと思っています。
静かにあの日に思いを馳せたいと思っています。
私にとっては、1月17日よりも9月1日よりもやはり3月11日が特別な「防災の日」になると思うので、防災グッズや非常食の点検でもしようかなと思ったバレンタインデーの夜でした。
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