そなエリア東京
少し前のことになりますが、手話サークル仲間やろう者と一緒に東京臨海広域防災公園にある「そなエリア」へ行ってきました。
「そなエリア東京」は首都圏で直下型の大規模地震などがあった時に、災害現地対策本部を設置できるようになっている国営の施設です。
普段は、防災体験を楽しみながらできる施設になっています。
災害時には、緊急ヘリなども使えるよう、ヘリポートもあり、何も無いときはバーベキューなどで賑わう広々とした公園も、災害時には自衛隊などのベースキャンプとなり、災害復旧の為に使うそうです。
ここで、首都圏直下型大規模地震(たしかM7の地震という想定だったような...^^;;)がおこった時に、3日間生き残れるかどうか!?というのを、一人にひとつ渡される任天堂DSを使ったクイズに答えながら進むというゲーム形式の災害体験ができるのです☆
結構リアルに、被災した町が再現されていてそこをゲーム機の指示にしたがいながら歩いていきます。
ゲームの回答率が7割以上だったら、3日間生き残れる可能性が高い行動だそうです^^
因みに私は、100点でした♪
一緒にいたろう者(たぶん、このブログを見ているはず笑)は90点!
他のサークルメンバーも点数は色々でした(笑)
クイズの質問はいくつかあり、みんなで歩いていても次の指示が違ったりするので、中でバラバラに動いて出口で合流...って感じでした。
出口には、非常食の展示や上の写真のようにペットボトルで作ったベンチなど被災した時の知恵(?)のようなものが色々と展示されていました。
これら全て無料で体験できるので、夏休みに親子で楽しむのも良いと思います。
残念なのは、聴覚障害者への配慮があまりない点です。
今回、色々な説明の際には一緒にいったろう者には私や他の手話サークルのメンバーが手話通訳をするなどして情報保障をしました。
そなエリアのスタッフの方が、ろう者や難聴者のことを全く考えていないというわけではないのですが(例えば、ゆっくり話したほうが良いですか?とか、この情報も聴こえない人に伝えて下さいなど言われたので^^;;)、せっかくの国の防災施設なのに、ちょっと残念だなぁと個人的には思ったのでした。
首都圏直下型地震が起ったときの姉弟の様子を描いたアニメ『東京マグニチュード8.0』のダイジェスト版の上映もあって、もちろん無料で見られるのですがやはり(といっては失礼だけど)日本語の字幕がないのです。
字幕は英語のみ!英語の字幕があるってことは、外国人が来館することは想定しているってことなんですよね。
外国人も被災することがあるので、それも大切だとは思うのですがだったら中国語とか韓国語の字幕も必要だし、もっと言えばろう者や難聴者の為に日本語の字幕をつけて欲しいなと思うのです。
一応、会場のスタッフの方に「日本語字幕はありませんか?」と訊いてみたりしてささやかなアピールはしてきました(^^;;
あのアニメに日本語字幕があれば、ろう児や難聴児だってアニメで震災のことを学べるのになぁ。
そんな訳で、アニメの上映中は一緒にいったろう者は、夢の中へ...(^^)
と、まぁ色々思うところはありましたが楽しい施設ではありました。
みんなで情報保障しながら楽しむという意味では、手話サークルなどで行くにも良い場所だと思います(^^)
そなエリア関係者の皆様(見ていないと思うけど)、出来れば手話が出来るスタッフとか日本語字幕などなどご検討くださいm(__)m
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