« カラオケ〜 | トップページ | 『マイティ・ローズ』リリース記念 スペシャルライブ♪ »

2012.10.25

『手で笑おう』-手話通訳士になりたい-


手で笑おう―手話通訳士になりたい

今年8月に発売になった児童書(たぶん)『手で笑おう―手話通訳士になりたい』のご紹介です。

「手話通訳士になりたい」なんて書いてあると、つい日本のお話かと思いますが著者はスウェーデン人のコーダ、アン・マリー・リンストロームさんです。
たぶん原書が子ども向けの文体だったのだと思いますが、日本語訳もとても平易な言回しで書かれていて、漢字の多くにはルビが振られています。

著者のアンは1933年生まれです。
スウェーデンとはいえ、聴覚障害者や手話への偏見があった時代に逞しく生きたコーダの一人だと思います。
両親がろう者で、ろう者向け集合住宅で育ったので聴者とはいえ彼女の第一言語はスウェーデン手話だったようです。
音声言語を使う苦悩なども分かりやすく書かれています。

あと、特筆すべきは彼女がただのコーダではなく小学校3年生の時にかかったポリオによって歩くことが困難になり、学校に通えなくなった時期があるものの周囲のサポートや本人のがんばりで高校まで卒業しその後スウェーデンのろう連盟に務めたり、手話辞典を編纂したり、スウェーデンでの手話通訳者養成に尽力したということです。
サブタイトルは「手話通訳士になりたい」ですし、本書の中では「手話通訳士」と書かれていますが、どうも抵抗があるのであえて、手話通訳者と私は書きました...^^;;;

「手話通訳士」というのは日本の手話通訳資格のひとつの名称であり、海外の資格を表現する時に用いられると若干違和感を感じるのですが、他の方はどうなのでしょう...。
(ああ...でも、韓国人手話通訳者も「韓国の手話通訳士です」と自己紹介していたなぁ....)

とにかく、コーダの心理状況がよく分かる本です。
それと同時に、昨日のニュースで不活化ポリオワクチンの予防接種の課題など報道がありましたが日本ではなじみが薄いポリオという病気についても分かる1冊となっています。
興味のある方はぜひ、ご一読ください(^^)
子ども向けなので、あっという間に読めます。

ブログ村でブログランキング参加中↓クリックよろしく★
にほんブログ村 介護ブログ 手話・点字へ
にほんブログ村

|

« カラオケ〜 | トップページ | 『マイティ・ローズ』リリース記念 スペシャルライブ♪ »

音楽・観劇・映画・読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17097/55971189

この記事へのトラックバック一覧です: 『手で笑おう』-手話通訳士になりたい-:

« カラオケ〜 | トップページ | 『マイティ・ローズ』リリース記念 スペシャルライブ♪ »