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2012.10.10

情報は「保障」するのか、「補償」するのか。

10月10日、昔は体育の日でしたが今はただの日^^;;
東京オリンピックの開会式が10月10日だったから体育の日になったわけですが、ずいぶん遅い時期にオリンピックが開催されたのですねぇ...。

私の学生生活10日目なわけですが、センセーとちょっと議論。
聴覚障害者の情報保障について、聴覚障害者に「音」の代わりに視覚的に情報を伝えることを一般的には「情報保障」と書く訳ですが、ある先生が敢えて「補償」の文字を使っているのです。はい、高等教育機関でです。

私としては「補償」という文字に違和感があり、なぜ「補償」に拘るのか正直疑問なわけです。
「ほしょう」と辞書で引くと概ね、以下の言葉がでてきます。
*保証~確かだと請け負うこと。
*補償~損害を補い償うこと。
*保障~責任を持って障害がないように守ること。

手話通訳とか要約筆記という視覚情報は、聴こえないことを補いその償いの為に行うものではないと私は思っていて、「補償」ではないという意識を持っています。
一般的「保障」が使われる理由は、耳から情報が入らない、入りにくいという障壁を取り除いて視覚的な方法で情報を伝えるというスタンスから「保障」の文字が使われていると思います。

でも先生はこだわりを持って、「保障」ではなく「補償」を使っているのだけれど、一般的には「保障」が使われるというお話をしてくれず、ただただ「補償」を使うので僭越ながら(?)意見を申し上げたわけです^^;;;

考え方が私と合うかどうかは置いておいて(笑)、私の疑問に対してとても丁寧に答えてくださったので個人的には納得しました。
そのセンセーは「補償」を使い続け、私にもぜひ「補償」を理解するようにと仰っていましたが私は「保障」を使い続けると思いますし、「補償」を使うセンセーの考え方は理解したけど共感はできないなと思ったのでした。

ここ数日の一連のやり取りで感じたのは、教授だからと頭ごなしに持論を押し付けるのではなく、ちゃんと議論すべき相手として大げさだけど、多少(?)対等に扱って下さったことは有り難いと思ったし、その点ではセンセーを尊敬もしました。
ろう教育とか情報保障に関する考え方の部分では、全然共感できないんだけど(笑)
こんな風に議論できただけでも、私はまた学生になった甲斐があったなぁとしみじみ思ったのです。


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コメント

その考え、最近ちょっと読んだことがあります。同じ先生ではないと思うのですが、「補償」という考えにも一理あると思いました。ただ、我々サイドで使うにはちょっとそぐわない。言語政策を担う日本政府が、我々ろう者に不便を強いている間は、通訳制度という「補償」を提供すべきという考えは存在しています。あくまで言語政策の話であって、通常に通訳を必要とする私は「保障」を使うと思いますが、不便を強いられている現状は現に存在しますので、あながち理解できないわけではないような。

投稿: ねこ | 2012.10.10 21:54

sunねこちゃん
私も先生の説明と持論を受け「補償」の考え方は理解できました。なるほどと。でもやっぱり私は「保障」を使い続けるだろうなと思いました。
やっぱり他の先生でも「補償」を使う方いらっしゃるのですね。
無知な私は単に誤字かタイプミスかと思ったんだけど全てが「補償」だったので質問しちゃったのだ。
でもそういう考え方に触れただけでも勉強は楽しいです。

投稿: ドシル | 2012.10.10 22:25

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