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2012.10.30

手話通訳って...

今さら私ごときが「手話通訳」を語るのもおこがましいのですが、手話に限らず「通訳者」という職業は、基本は正しく通訳するのが「当然」なわけで、誤訳したり通じなかったりすると批判される職業なわけです。

間違えると批判に値する職業って通訳稼業だけではなく、たとえば税務署の税金計算のお仕事とか給与計算のお仕事もそうですよね...。
給与計算間違われたらたまりません(>_<)

たぶん他にもある訳で、そんなひとつに通訳という仕事もあるのだと思います。
でも、数字を扱うのと違って通訳に「正解」もないというのがまたかなり困難なところだったりしませんか?
違う言語を話す人の間で、それぞれの言語が持つ文化的背景を考慮しつつ意味を正しく伝える...。話者が言いたいことを相手に異なる言語で伝える...。
それがねぇ...難しくもありやりがいもあり複雑なところです。

音声言語同士の通訳と違い、手話通訳の場合は音声言語から手話言語(視覚言語)または手話言語(視覚言語)から音声言語に通訳するわけですが、私は音声から手話への通訳(聞き取り通訳)がかなりの割合で苦手です。
「苦手」という日本語はちょっと違うのですが、自省がしにくいとでも言いましょうか...。

コーダでもない単なる聴者の私の第一言語は音声日本語なので、日本語を聞いてそれを手話へ通訳すると日本語の影響・干渉を大きく受けてしまうことが多いです。それに引っ張られず、がんばって手話のリズム、手話の音韻で通訳を試みるも、それがろう者に通じる(かつ見ていて楽な)手話表現になっているのかが自分では判断できなのです。

また、対象がろう者ではなく難聴者や中途失聴者の場合は極力言葉通りの日本語対応手話(手指日本語)で表出する努力をしますがこれまた、ちゃんと理解しやすくできたのかは私には判断不能だったりします。

それに比べて、対象は聴者であり原則として(?)手話が分からない聴者である「手話を見て日本語へ通訳」するいわゆる読み取り通訳の場合、はっきりと自分で評価も反省もできるのです(^^;

例えば「この手話表現、こんな日本語じゃ合なかったなぁ」とか「もっと適切な慣用句があったのになぁ」とか。
日本語話者である私は、日本語の言回しが不自然かどうか自分でも判断できます。
だからどちらかと言えば読み取り通訳が好きです。
ま。どっちも自身がないのは同じなんですけどー。

より聞き取りやすく、理解しやすい音声日本語へ通訳し、より見やすく内容が分かる手話表現で日本語から手話言語へ。
それをめざして何年経つでしょう。
まだまだイバラの道でございます。

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