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2013.07.08

『ことばのハンドブック』第2版


NHKことばのハンドブック

思うところあって、『NHKことばのハンドブック』という本を購入しました。
NHK放送文化研究所編の書籍です。

NHKアナウンサーや制作の方々(テロップを作るなど)が、ことばの選び方に迷った時に使えるデータベースのようです。
同音異義語の使い分けや、外来語や助数詞なども掲載されていて、とても参考になります。

途中に書かれているコラムもおもしろいです。
いくつかおもしろい具体例をあげてみましょう。

例えば、「いまひとつ・いまいち」という項目には、『「いまいち」は俗っぽいので放送では使わない。「いまひとつ」は乱用しない』などと記載されています。
「解散」という項目では、『「衆議院の解散」と使い、「国会の解散」とは言わない。なお参議院には使わない。』なんて書かれています。

助数詞でへ〜っ!と思ったのはうさぎの数え方。
歴史的には「羽(わ)」で数えますが、放送では「匹」と数えることになっているそうです。
何故なのかは分からないけれど、この本にそう書いてありました。

数字の発音も用例に応じた1欄表になっていて分かりやすいのです。
確かに日頃、何気なく物を数えていますが、例えば「1個、2個、3個...」だったら「いっこ、にこ、さんこ...」と発音しますが、「1号、2号、3号...」の場合は「イチごう、にごう、さんごう...」であってけして「いっちごう」とは読みませんし、「1桁、2桁、3桁...」だったら、「ヒトけた、フタけた、ミけた...」であり、「イチけた、ニけた、サンけた...」とは発音しません。
日本語の数字の発音は、用例が変わると発音も異なることが、けっこうあるというのがこの表で一目瞭然です。

この本はアナウンサー他放送関係者にはもちろんよきバイブルなのでしょうが、外国人やろう者など日本語を学びたい人にも良い参考書になると思います。
また、手話通訳者のみならず手話以外の音声通訳者が、日本語に訳すときの日本語の使い方の参考にもいいなぁと思いました。

また、はっきり書かれていたので納得できたのですがNHKでは「終戦記念日」や「原爆記念日」は使わず、「終戦の日」「原爆の日」とすることとありました。
私も「記念日」に抵抗があり、使わないようにしているのでNHKの配慮が伺える項目でした。

日頃使い慣れていないことばは、いざという通訳の際などに思い浮かばない、引き出しが開かないということになるので、広くアンテナを張って熟読して(?)日々の、通訳活動に役立てたいなぁと思える1冊でした☆
おすすめですよ^^


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コメント

数字・・・
他の難聴者はどんな聞こえ方がすのか知りませんが
僕には口語だけでは数字の聞き分けがほとんど出来ないので
何時も最大の難関です。

病院であれ処方薬局であれスーパーマーケットであれ
数字を文字で見せられなければ判別できないのです。

今でこそレジ表示などが見られるようになったので助かりますが
値段表示がして無い品物で、料金の予想が難しい場合
万札を出す事にしています(苦笑)

投稿: 西 | 2013.07.14 08:18

sun西さん
難聴者ならではの体験談、ありがとうございます。
数字は聞き取りにくいですよね。

投稿: ドシル | 2013.07.14 09:48

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