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2013.10.22

読み取り通訳のコト。

以前から思っていたものの、最近切実に痛感するのが「聞き取り通訳は難しい」というコトです(>_<)
手話通訳にあまりなじみのない方にもわかるように少し書くと、「聞き取り通訳」とは聞こえる人が話す日本語を通訳者が聴いて、手話を使うろう者や難聴者へ向けて手話を表出して通訳することです。
逆の作業...つまり、ろう者や難聴者が話している手話を通訳者が見て、音声日本語にすることを「読み取り通訳」といい、そのどちらも手話通訳者の仕事です。

私の第一言語は日本語なので、日本語を聴くことは苦になりません。
ですが、自分の母語ではない手話へ翻訳する際に情報の等価や適切な語彙選択、手話文法などなど努力してもネイティブサイナーのようにはならないので、聞き取り通訳は私の中ではなかなかの負担というか気合いのいる作業です。

一方、読み取り通訳の場合、私は通訳者なので手話は母語ではないけれど当然、見て理解できます。
見て理解した内容を、適切な日本語へ翻訳することは負荷としてはさほどありません。
だって自分の母語なんだもの。
言い間違えも、微妙な言い回しも、場の雰囲気に即した語彙選びも、迷いはあっても短時間で行うことにそんなに大きな負担は感じません。
でも、聞き取りだとなかなかモヤモヤするんですよねぇ...。

「この表現で良かったのか」「通じたのか」「わかりやすいのか」など反省をしならがらも様々な迷いが流れます。
この気持ちが特に最近、激しくなり、読み取りの現場だとちょっと安心してしまうのがコワイ。

かといって、特別に読み取り通訳が上手いわけではないのが微妙なんだけど...。
もうちょっと、聞き取り通訳について創意工夫をしたいなぁ...なんて思っています。


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