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2013.11.04

映画『42 〜世界を変えた男〜』

11月1日から公開されている『42 〜世界を変えた男〜』を観て来ました。
あまり映画鑑賞が好きではない夫が珍しく「観たい」と言った、アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを描いた作品です。

第二次世界大戦後のアメリカは、今よりもうんと人種差別が激しく、野球は白人のスポーツだったようで、黒人のプレーヤーはいませんでした。
そして、初めてメジャープレーヤーとなったのが、ジャッキー・ロビンソン。
背番号42。

彼のメジャーでの生活は、遠征先のホテルで宿泊拒否をされたり、同じチームの選手からも差別されたり、客席からも差別や侮辱の言葉の暴力にさらされる日々でした。
その様子を史実に基づいて描いている映画です。

彼の背番号42は、彼が所属していたドジャースだけでなく全ての球団の永久欠番になっています。
そして現在では、4月15日はジャッキー・ロビンソンデーと制定されていてみんなが42番をつけて出場しています。
背番号がみんな同じで、試合に支障はないのでしょうか...?(謎)

彼が差別に耐え活躍したおかげで、今のように黒人やアジア人もメジャーに受け入れられるようになったそうで、本当に歴史を変えた人物だと言えます。
映画でも、信じられないような差別の様子が描かれていますがきっと実際にはもっとヒドいことが沢山あったのだろうなと思います。

私はアメリカという国が元々あまり好きではありません。
移民の国なのに人種差別が根深いことと、日本に原爆を投下したことを正当化しているところがどうにも腑に落ちなくて、学生時代からあまり好きにはなれませんでした。
かといって、キライという訳ではないのですが友人達のようにアメリカに憧れて、旅行へ行きたいという気持ちにはならなかったのです。

でも、日本を振り返ると差別がないのかというとアメリカの差別と大差ないことがわかります。
琉球やアイヌへの差別、部落差別、在日朝鮮人や韓国人への差別。
ハーフへの差別。

様々な差別が、過去にありきっと今でもあるのだと思います。
障害者への差別も今でもあるでしょう。
真の意味で差別がない場所に、「差別はいけない。差別をなくそう。」という言葉はないと思います。
「差別をなくそう」と言っているということは、差別があるということだと思います。

本当の意味であらゆる差別が無くなる日は来るのでしょうか。
そんなことを映画を観た後に考えてしまいました。
私自身も無意識に、なんらかの差別をしているかもしれませんね。

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コメント

差別に関する通訳士さんというもう一方の当事者の方から
の発言、本当に胸にずしりと響きました。

もしかしたら差別されている者がまた差別をしていないか
と何時も自己検証しなければいけないと思いながらも、な
かなか自分では気付きにくいものですね。

差別って、差別している側差別していないと思っていても、
差別されたと思わせればそれは差別に違いないと思うので
す。
差別されたと感じた側の意識を大切にしてこそ、差別とは
何なのかその本質が見えてくるのではないかと感じてます。

投稿: 西 | 2013.11.06 09:51

sun西さん
コメントありがとうございます。
そうですね、差別された側がそう感じたらそれはやはり差別でしょうね。
差別されたことがない人は、差別される人の気持ちをなかなか理解できないかもしれませんね。

今でこそ、方言は魅力的だという考え方がありますが、昔は方言を話すと差別的に扱われるということもあったと聞きます。
いじめ問題と同様に、難しくまた文化にもつながる根深い問題だと感じます。

投稿: ドシル | 2013.11.06 18:08

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