« Autumn School 2013 | トップページ | 風邪をひきました »

2013.11.14

通訳者の仕事とは。

ここでは、手話通訳にかぎらずすべての言語通訳の役割ということで考えたいと思います。
通訳者という仕事は本当になんとも切ない?仕事だなと時々、痛感します。

ネイティブの日本手話話者でも、日本語話者でも、英語話者でも必ず話の上手い人と下手な人がいます。
話の下手な人の話は、同一言語間であっても何が言いたいかわからないなんてことはよくあります。
直接、話を聞いている人は「話が下手な人で、何を言いたいのかわからなかったね」となるのですが間に通訳者を介すると途端に「通訳が悪い。通訳が下手だ。もっとわかりやすく通訳して欲しい」なんてことになったりします^^;

一般聴衆が理解しにくい話っぷりの話を、通訳者は理解してわかりやすく通訳すべきなのでしょうか?
そこに、通訳者の解釈が入り、話者の言いたいこととは違う情報が伝わる可能性もあります。
通訳とは、二言語間の情報をできうる限り等価に翻訳し、文化も含めて情報を保障すべきだとは思います。
その情報に、「この人はわかりにくい話し方をする」という情報も含まれると思うのです。
確かに、通訳者の技術不足や知識不足でわからない通訳になってしまうこともあるでしょう。
しかし、わからないことが全て通訳のせいではないことを、通訳を使うすべての人に知って欲しいと思います。

CNN同時通訳付きで見ていると、うまい通訳と何を言っているのかよくわからない通訳がいます。
その違いははっきりわかります。
ニュース原稿の場合、通訳を比較しやすいかもしれません。

私たち手話通訳者は、日々通訳技術の向上のために勉強しつつ、講師などの話し方についても悩みながらがんばってますー。
なので、わからない事がすべて通訳が悪いわけではないということもぜひご理解ください^^;;


ブログ村でブログランキング参加中↓クリックよろしく★
にほんブログ村 介護ブログ 手話・点字へ
にほんブログ村

|

« Autumn School 2013 | トップページ | 風邪をひきました »

手話言語・ろう文化」カテゴリの記事

コメント

その通り!思いマス。

いちいち話飛ぶ話者なら、このとおり通訳あれば、この人(話者)こいう人の情報受け取られマス。
でも、リアルとは、等価、なかなか、ね。

ドシル サンに、通訳頼んでみたいデス☆

投稿: Kumiko | 2013.11.14 14:48

sunKumikoさん
ありがとうございます^^
でも、話しがわからなかったとき話者が悪いのか通訳が悪いのかなかんか判断が難しいですよね^^;;
本当に、通訳という職業は奥が深くて難しくて、迷路のようだと思います...。
日々精進します...。

投稿: ドシル | 2013.11.14 18:03

はなしが上手いなんて事
全く考えもしていませんでした。

そう言えば思い出したのですが、
僕の話し方は回りくどい言い方や二重否定をよく使うらしく
手話通訳するのが難しいと聞きました。
僕のような話しが下手な者は
簡素に、かつ、的確な言葉で伝える努力をしなけば思いました。

投稿: 西 | 2013.11.16 11:03

sun西さん
二重否定くらいは、日本語話の話し方で珍しくないので大丈夫ですよ(笑)
私は西さんの話し方を存じ上げないので、通訳しにくいかどうかはわかりませんが、通訳のしやすさよりも、一般の人が聞いていて理解しやすいかどうかがポイントかなぁと思っています。

普通に聞いていて理解できる話し方をしているのに、通訳できない場合は通訳技術の問題だと思うようにしています(^^;;

投稿: ドシル | 2013.11.16 19:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17097/58573620

この記事へのトラックバック一覧です: 通訳者の仕事とは。:

« Autumn School 2013 | トップページ | 風邪をひきました »