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2013.12.14

手話のチャンピオン...?

12月に入りなかなか、忙しい日々を過ごしています。
今週の初め、海外のニュースで南アフリカでのマンデラ元大統領の追悼式の手話通訳がフェイクだというニュースがネット上に流れました。

確か、追悼式の翌日あたりだと思います。
私が見たのはイギリスの記事が最初でした。
その後、他の国でも報道され世界中大騒ぎ、日本でも話題になりました。
日本で話題になったのが12日(木)でその夜、南アフリカの手話や海外の手話等に詳しい方々が取材を国内各局から受けて大変だったという話しを聞きました。

そして13日(金)の朝には、前日のインタビューなどがあちこちで流れてテレビをにぎわせていました。
日本のマスコミでかつてこれほど、「手話通訳」が連呼されテロップで流れたことはなかったと思います。
一体何がおこったのかと、ただただビックリ。
手話や手話通訳に注目するよう、マンデラ元大統領が最後に世界中にくれたクリスマスプレゼントのようでした。
さて、この事件(?)一体なんだったのでしょう?

まず、南アフリカという国では南アフリカ手話(AASL)が言語として政府に公認されていています。
「公用語」ではないようですが、手話での情報アクセスが公で認められていて、だからこそ各国の要人のすぐ横で、手話通訳することが認められているともいえます。
南アフリカ国内で使用する手話言語は、AASLだけのようですが(方言等はあるかと思いますが)音声言語は、英語、ズールー語、コサ語、ソト語などなど11言語が使われているそうで、問題の手話通訳者の第1言語はコサ語だったことが、報道されていました。
要人は英語で弔辞を述べたのでしょうか。
少なくとも米国のオバマ大統領は、英語でしたね。
第1言語ではない英語を聞いて、やはり第1言語ではないAASLへ通訳するというのは、かなりの負担だと思います。

しかも、追悼式の4時間の間手話通訳者は問題の男性だけだったと言います。
南アフリカの通訳はどうなっているのでしょうか...。
世界が注視する、南アフリカの英雄の追悼式の手話通訳が1人だけとは、びっくりです。
依頼する方も、1人に依頼はおかしいと思うべきですし、依頼された通訳者側も1人でこなせるものではないことを、きちんと話さなければいけないと思います。

更に驚いたのは、要人のすぐ横に立つ通訳者なのにどういう経緯で通訳依頼したのか明らかになっていないという点です。
彼は、通訳者を派遣する会社に所属していてそこから依頼されたと言っているようですが、そのような会社は存在しないという報道もありました。
また、彼が手話通訳について学び資格を取得したと語っているイギリスの大学名も架空の大学名で、存在しないことがわかったという報道もありました。

更に、今日のニュースでは彼には過去に強盗など複数の前科があるものの、追訴されたのは1件のみで他の案件は、精神疾患を理由に追訴されていないという事実がわかったという記事が朝日新聞に掲載されていました。
今回、世界中から「デタラメな手話」と指摘された時の言い訳もまた、精神疾患で幻覚が見えたというものでしたね。

かと思えば、地元ラジオの取材には「私は手話を間違えない。手話のチャンピオンだ。」強気な発言をしたというのも報道されています。
私は、彼がラジオで話している音声を聞きましたが南アフリカ訛りの英語の発音だったので、耳慣れなくてしっかり聞き取れなかったので「チャンピオン」という語彙はわかりませんでしたが、非常に挑戦的な話し方で、自分は間違っていないと主張していることはわかりました。
「手話のチャンピオン」と和訳された部分の原文が、よくわからないのですが...。
どこかにラジオの音源があったら、もう一度聴いてみたいです。

彼がどこでどんな手話を学び、手話通訳のトレーニングを受けたのかはわかりません。
ただ、追悼式の手話を見る限りアメリカ手話(ASL)でも国際手話でもないということは私にもわかります。
では、南アフリカ手話(AASL)なのかと言われると見たことがない私にはコメントのしようもありません。
けれど、「手話っぽくない」という感じはします。
同じ動きが多いとか、左手があまり動かないとか、口形がないのも気になりました。
NMM(非手指動作)もありませんが、ろう者と違って聴者が通訳する場合はNMMが落ちることはよくあるし(自戒も込めて)、ましてやあれほど注目されるような大舞台ですからどんな通訳者だって不安や緊張感はピークになると思うので、無表情になる可能性もあると思ったので個人的には「手話っぽくない」と思った理由には、NMMは含めないでいました^^;

日本の各テレビ局がこぞって南アフリカでデタラメな手話を使ったと大騒ぎして報道しているのに、日本で東日本大震災以降、官房長官の会見についている手話通訳は未だに映してくれません。
また、オバマ大統領の真横で通訳している彼を映像を何度も放送するのに、官房長官会見であれほど手話通訳者が離れていることに、各番組の司会者やコメンテーターは触れてはくれません。

だれか、そこを突っ込んで全戸国放送で放映して欲しいものです。

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