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2014.01.07

『よくわかる翻訳通訳学』

今年最初に読んだ通訳関係の書籍のご紹介です。
日英通訳者であり立教大学の教授の鳥飼玖美子さん編著の1冊です。


よくわかる翻訳通訳学

タイトルに偽りなし!
本当にわかりやすく翻訳とは何か、通訳とは何かが項目ごとに書かれています。
1テーマが見開き1ページにまとめてあるので、完結で読みやすく通訳や翻訳の入門書としてぴったりだと思います。
また通訳学や翻訳学の隣接分野の紹介もあり、私が最近興味を持っている認知科学の紹介もありどうして認知科学に興味を持ったのか、この本を読んで自分の気持ちに気付いた部分もありました。
漠然と興味を持ったけど、通訳と認知科学の関係は意外とあるようです。

鳥飼さん他、複数の通訳者が分担して翻訳や通訳について書いていますが通訳の1分野として手話通訳についてもしっかり記載されています。
様々な項目がありますが、私が興味深く拝見したのは通訳の歴史...いわゆる通事とか通詞といわれていた職業の歴史や、通訳者の役割とアイデンティティについてなどです。

通訳者の技術的な部分にも興味はありますが、通訳者のアイデンティティについて大変興味深く読みました。
手話関係でいえば、聞こえない人のアイデンティティについてはよく話題になります。
聾者なのか難聴者なのかなど、生育歴や聴力やコミュニケション方法によってアイデンティティは異なります。
しかし、通訳者のアイデンティティについて聾者や他の手話通訳者と話し合ったことはありません。

でも、通訳者として仕事をする中で悩むことを突き詰めると通訳者としてのアイデンティティに繋がるように思いました。
この本、もし興味があればぜひどうぞ。

現役の通訳者はもちろん、将来音声言語通訳者になりたい方や手話通訳者になりたい方、または映画の字幕翻訳をしたいとか文学作品の翻訳をしたいという方にもおすすめです(^^)

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