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2014.05.19

『マイノリティの社会参加-障害者と多様なリテラシー』


マイノリティの社会参加-障害者と多様なリテラシー

ゴールデンウィーク中に読んだ本のご紹介です。
少々時間がたってしまいました。
マイノリティの社会参加-障害者と多様なリテラシー 」は、1人の著者が書いたわけではありません。編者として桜美林大学の佐々木倫子さん。その他様々な「マイノリティ」がご自身のことについて書いてある本です。

佐々木倫子さんは、ろう児の言語獲得等に関しての研究をされているのでお名前をご存知の方も多いと思います。
今回の本は、ろう者や難聴者に限らず「マイノリティの社会参加」に焦点が当てられていて、難しい話しは除き、当事者の感覚がダイレクトに伝わって来るように思いました。

ろう者関係でいえば、生育歴の違うろう者が対比的に記事を書いています。
聴者の両親のもとに生まれ育ったろう者と家族みんながろう者の家庭に育ったろう者。
どちらも興味深いです。

いくつものお話の中で私が最も興味を持ったのは「ディスレクシア」当事者の声です。
ビジュアルリテラシーということばも、漠然とは知っていましたが改めて学んだというか、ディスレクシアの方は著名人にも見受けられるので、話しは聞きかじったことがありますが具体的なことを聞いたことがなかったので、「ディスレクシア」とはこんな感じなのかな..というのがちょっと理解できました。
そしてまた、ヒトの脳の不思議というか認知システムの謎というかなんとも色々なことを考えさせられる内容でした。

私の身近に、ディスレクシアをカミングアウトしている友人や知人はいません。
もしかしたら身近なところにもいるのかもしれませんが、そういった話しは私の耳には入って来ません。
なので、当事者の声ということで書かれた内容から本当に、垣間見ることができイメージすることができました。

手話のこと、ろう学校のこと、聴覚障害者のこともふんだんに書かれていますがそれ以外のマイノリティについても書かれているので、大変学ぶことが多いです。
どうしても日頃、ろう者や難聴者と一緒にいると、一般社会と乖離した強烈な思い入れを聴覚障害者に持ってしまいがちなのが、手話通訳者や手話学習者なように思います。

そうではなく、様々なマイノリティの一種として手話話者の社会的地位や環境について考えていけるといいなと思いました。


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