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2015.04.30

『命・生きる力』

折鶴プロジェクト企画の「命・生きる力」を観てきました。
この企画は、70年前に広島に原爆が投下された時に2歳で被爆しその10年後に、生きたいと折鶴に思いを込めつつも亡くなった「禎子さん」と東日本大震災のときに南三陸町の防災センターから町民に防災無線で避難を呼びかけ続けた町職員で、津波で亡くなった「未希さん」という2人の想いを伝えることをテーマにしたものです。

この舞台では、手話や音楽、朗読などが盛り込まれ誰もが楽しめるというふれこみで、聾学校と盲学校生徒300人を舞台「命・生きる力」に招待したいということで、クラウドファンディングも立ち上がっていました。(LINK)
情報保障がある舞台をぜひとも特別支援学校の生徒にも見てほしいと、趣旨に賛同した方たちがたくさん集まりクラウドファンディングは成立しています。
私も寄付をした1人です。
クラウドファンディングの結果いただいた招待チケットで観てきました。
生徒が300人もいたかは分かりませんが会場はほぼ満席で、2階席もけっこう埋まっていたと思います。

出演者一人一人は、良かったと思います。
特に、手話に関わる私はろう者の役者さんたちの手話に魅せられました。
庄崎さんの手話は格別に魅力的でした。
ろう者の庄崎さんと、盲人の打楽器演奏をしていた方(お名前分からず申し訳ないです...)のコラボがとても印象的でした。

初めての試みだというユニバーサルイベントで、出演者もスタッフの皆さんも色々と大変だったことでしょうが、コンサートや舞台をたくさん観ている目の肥えた目線から見ると残念なところもいくつかありました。
素人の私がいうのもおこがましいのですが...。

まずは、冒頭に流れた東日本大震災の被災地と広島を繋ぐものについての映像。
映像に出てくる、禎子さんの甥の佐々木さんのコメントやその他の会話には、字幕がついていましたがナレーション部分には字幕が全くなく、ナレーションがあったことさえも聴覚障害者には分からなかっただろうと思います。
あのナレーションには、要約でも字幕があると良かったなと思いました。

それから、舞台中央にあった千羽鶴。
未希さんのストーリーのときは防災センターの設定で使われていたのですが、いずれも演出の関係で上にあげるとはいえ、いくつもの黒い紐がずっとスクリーンのど真ん中にあってスクリーンが見にくかったのが残念でした。

最初に出演者みんなが次々と出て来て、「命・生きる力」と映像の中で手話を出していましたが水戸さんの顔がスクリーンの真ん中に現れたとき、紐が重なり顔に縦線が入っていましたし、未希さんの写真も真ん中に投影されたので、結果的には客席からは紐が写真に重なってしまっていて残念だったと思いました。
舞台の都合や色々あってのことでしょうが...スクリーンはちゃんと見えた方が良かったかな...と。
「INORI」という歌の手話は、庄崎さんと水戸さんとで表現が全く違いました。
個人的には、庄崎さんの手話の方が意味が伝わって来て良かったです。せっかく同じ舞台に立っているので、同じ手話表現ができたら良かったような気もしますが、聴者が庄崎さんのような表現はなかなかできないですよね^^;;;

舞台の両はじに、台詞やトークの文字情報があったのは良かったです〜。
舞台を見たくてもなかなかアクセスしにくい人たちには、文字情報や音声ガイド付きというのはとってもすばらしいと思います。
音声ガイドがどんなだったのかは聞いていないので分かりませんが、今後も様々な公演に広がるといいなぁと思います。

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