« そっちのヒトBOX | トップページ | 村田和人さん... »

2016.02.22

『Noricoda波瀾万丈 多文化共生・中途コーダの手話通訳論』

27722231_1

Noricoda波瀾万丈 多文化共生・中途コーダの手話

全通研会員の方々ならたぶん研究誌の記事の中で宮澤典子さんのページを楽しみにしていた方、多いのではないでしょうか。
宮澤さんのコーナーは全8回だったそうです。
まとめて読みたいなぁと常々思っていたところ、念願かなって1冊にまとまり発売されました。
それが、『Noricoda波瀾万丈 多文化共生・中途コーダの手話』です。
研究誌では紙面の関係なのか、書かれていないことも今回掲載されていますし1冊にまとめるにあたり再構成されたのか、8回の連載以上に満足できる内容になっています。

後半には同じく全通研から発売になっている手話通訳レッスンのDVDの活用方法など、講演された時のお話もまとめられて集録されています。これも参考になります。

宮澤さんの手話や手話通訳の様子を見た多くの手話学習者や通訳者は、「あんな風になりたい」と思うのではないかと思います。
そんな手話を表出したり、日本語に翻訳するようになった宮澤さんの歴史(?)がこの1冊につまっています。
ろう者の両親の家庭に生まれながら、「中途コーダ」として手話を高校卒業してから身につけ通訳活動を始めるに至った経緯など、何度読んでも胸にぐっときます。
また、東日本大震災後の気持ちなどは読んでいて切なくなります。
自分だったらどんなことができるだろう。もし、神奈川で大きな被害が出たら私には何ができるんだろう。そんなことを考えながら読みました。

手話に関わってきた時間ばかりは長くても、なかなか納得できる通訳活動はできません。
でも、納得できず日々精進し続けるのもまた手話通訳として大切なことなんだろうとも思うのです。

夜明けのこない夜はないから、努力を怠らずがんばって行きたいなと思います。

|

« そっちのヒトBOX | トップページ | 村田和人さん... »

音楽・観劇・映画・読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17097/63250100

この記事へのトラックバック一覧です: 『Noricoda波瀾万丈 多文化共生・中途コーダの手話通訳論』:

« そっちのヒトBOX | トップページ | 村田和人さん... »