« 元千代の富士、逝く | トップページ | 学びの1週間 »

2016.08.05

映画『たき火』

幻の映画『たき火』の上映会が行われると聞き、行ってきました。
睦聾唖映画演劇研究会による作品で、ろう映画を開拓した深川勝三監督の遺作です。

Dsc_0449

『たき火』
昭和47年(1972年)制作
制作:睦聾唖映画演劇研究会
監督:深川勝三
主演:高橋重晴、高芳江 他
脚色:おおだてのぶひろ
編集:高正次、おおだてのぶひろ
撮影媒体:8ミリフィルム、モノクロ、サイレント

約2時間の上映の後、感想を語る会が1時間ほどあり、いろいろな意見を聞くことができました。
今回、上映会が開催されたのはシネマ・ チュプキ ・タバタという小さな映画館。
「たき火」がこけら落としとなるようです。
...というか、正式なオープンは9月1日だとか^^;;
若い支配人は、上映する作品は全て字幕付きにしたいとおっしゃっていました。
開館が楽しみです。

「たき火」という作品は、いろいろな意味で貴重な資料だと思います。
昭和30年代から40年ごろの東京の街のの記録、人々の暮らし、当時のろう者の暮らしや手話。どれを取っても貴重な資料です。
ストーリーは北海道で家族と暮らしていたろう者の青年が、上京し苦労しながらも都内で出会ったろう者に助けられつつ、自立していく物語、とでも言えるでしょうか。
苦しいことも悔しいこともあるけれど、明るく前向きに生きる姿は当時のろう者、当時の日本人を象徴しているように思いました。
敗戦から20年、頑張っている日本そのもののような気がしました。
古い手話もたくさん出てきて非常に興味深かったです。
できることならもう一度見てみたいです。

|

« 元千代の富士、逝く | トップページ | 学びの1週間 »

音楽・観劇・映画・読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17097/64014423

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『たき火』:

« 元千代の富士、逝く | トップページ | 学びの1週間 »