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2016.12.18

「耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ」

耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ

実在の人物を描いた絵本の紹介です。
私はこの絵本を見るまで、1890年代にアメリカのメージャーリーグにろう者の選手がいたことを知りませんでした。
日本では有名な選手ではありませんが、アメリカではダミー・ホイの愛称で親しまれた選手で、通算2000安打と600弱の盗塁の記録を持つ人物です。

今は当たり前に日本でも見られるアウト、セーフといった身振りは当時のメジャーリーグでは用いられておらず、審判が声だけで、言っていたそうです。
ところがろう者であるウィリアムは、バッターボックスにいても審判の声が聞こえません。
そこで、今も使われるアウトやセーフの身振りを提案したところ採用され、観客も身振りで判定がわかるようになり好評だったため、定着したようなのです。

絵本なので本当に簡単にウィリアムの人生が描かれていますが、聞こえないから「できない」ではなく、聞こえなくても様々なことができるということを多くの人に知ってもらえる作品だと思います。
ウィリアムはろう者だからこそ、鋭い観察力で盗塁を得意としたのではないでしょうか。
聞こえる子どもにも聞こえない、聞こえにくい子どもにも是非読んでもらえたいいなぁと思います。

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