カテゴリー「手話言語・ろう文化」の245件の記事

2017.08.03

手話通訳者の通訳技術

梅雨があけたと思ったらなんだか雨が降るというよくわからないお天気です^^;;
夏真っ盛り!!私もぼちぼち暑さを楽しんで(?)います。
なんだか体重が増えてきて、夏の間になんとかしたいと思っていますが、なんとかなるのだろうか...汗。

さて、先日ちょっとした違和感のある手話通訳 を目撃しました。
多分上手な通訳者...なんだと思います。
少なくても、過去にみたときはそう感じてました。
でも、私が目指す手話通訳スタイルではないなという漠然とした印象がありました。

楽しい場にはよく合うし、素晴らしいパフォーマンスを発揮するのです。
でも、私が先日見たのはたくさんの方が亡くなった事件に関わる内容でした。
非常に繊細な場面です。
事故ではなく「事件」だったので、犯人がいます。
そうした状況でも、通訳される手話はパフォーマンス的で話者の話し方は一切御構い無し。
あの手話だけ見ると、重くるしい雰囲気や話者の苦悩は伝わらないだろうと思いました。

改めて、手話通訳者の通訳技術について考えるきっかけとなる通訳スタイルでした。
あの感じで、政見放送とかやったら大変なことになりそう...。
議会とかも合わないだろうと想像します。

ヒトのことはいいので、さて自分はどうなんろう。
話者の雰囲気にあった訳出ができているのだろうか、訳すことにいっぱいいっぱいで表出に「自分」が出てはいないだろうか...そんな風に考えました。
そこは自分1人ではなんともし難く...通訳仲間の友人たちと批評しあうしかないんだろうなぁと思いました。
道のりは遠い...とかいいながらもうだうだ10年以上通訳していますが(笑)
成長しているんだろうか...。
この夏、少しでも自分を磨けたらいいなぁと思っています。

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2016.12.19

芸術の師走

先週末は舞台を2つ観に行きました。
ひとつは、池袋のあうるすぽっとで上演された「ノイズの海」です。
この作品は、イギリスで活躍するろう者の南村千里さんがアーティスティック・ディレクターを担当し、デジタル映像と光や音やダンス、そして手話も登場する作品です。
私たち聴者が感じる「ノイズ」とろう者が感じる「ノイズ」の感覚のズレといえばいいのでしょうか...。
目の人であるろう者にとって、巷にあふれる様々な雑音を視覚的に表現するというイメージでしょうか。
とにかく、ろう者ならではの視点で作られているなぁと感じました。
出演者は6名でうち、2名が聴覚障害者ということでした。
新しい演出がいろいろあり、舞台の可能性を感じさせるものでした。

ろう者が「音」を視覚的に表現するという意味では、映画「LISTEN」と通じるものがあるように感じます。
また、個人的には今年の日本ろう者劇団の公演「清姫道成寺」のにも通じる何かがあったように思いました。表現方法は違いますが、いずれもろう者が演出を手掛けたという点では、聴者とは違う視点というか感覚があるように思います。

そして、日曜はが〜まるちょばのサイレントコメディを観てきました。
こちらは神奈川芸術劇場です。ツアーの最終日ということで、満席でした。
2部構成で休憩前の前半は新作を含めた、いつものが〜まるちょばのコメディでした。
面白かったけれど、サイレントとは言っても音楽があるので一緒に出かけたろう友には、「?」の部分もあったと思います。
音による状況説明(説明はしていないけど)が笑いのツボになっている作品もありました。

私たちの目当ては後半の「街の灯」が〜まるちょばバージョンでした。
言わずと知れた、チャーリー・チャップリンの名作映画「街の灯」、原題は"City Lights"です。
映画もサイレント映画ですが、が〜まるちょばバージョンもオリジナリティもありおもしろかったです。
本当に多才なが〜まるちょばのお2人には感心しました。

今年もあとわずかですが、笑って元気に新年を迎えられるといいなぁなんて思いました^^

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2016.12.13

心のよりどころ

12月の初めにちょっと大きなイベントがあり、ここ1ヶ月ばかりバタバタドキドキしていました。
ようやく終わり、ほっと一息ついたらなんともう12月も半ばにさしかかろうとしています...恐ろしいっ。
今年ももうすぐおしまいですね。

今年は私にとってHappyというかなんというか、身が引きしますような出来事がありました。
私には何人かの尊敬する手話通訳者の先輩がいます。
神様のように遠い存在の方もいれば、あんな風になれたないいなと思う私にとってロールモデルのような方もいれば、様々です。

今年は、私が通訳者になる前から「すごいなぁ、いつかあんな風に通訳できたらいいな」と憧れていたある方と、縁あって一緒にお仕事をする機会がありました。
いつになくど緊張!!!の私でした。
はるか昔、私が通訳者を目指して学んでいた頃の師でもあるその方と、しばし昔話をして「よく覚えてるわねぇ」なんて話も盛り上がった状態で、いざ仕事。
平常心で臨みました。

終わってから、意外や意外お褒めの言葉を頂戴したのです。
欲をいえばさらにこうするといいというアドバイスとともに、私にとっては最上級の褒め言葉をいただき泣きそうになるくらい嬉しく思いました。
自信がない時、不安な時、進むべき道に迷った時にはその言葉を心のよりどころにして自分を信じて頑張ろうと思えました。
自分が「あんな風になりたい」と思うスタイルの通訳方法というか、ロールモデルはいてもそこへ辿り着く手段は誰も教えてくれないので、自分で模索してきました。
これでいいのか、こんな方法でいいのか自問自答しつつ、迷いがあったり、志が近い友人とあれこれ方法論を語り合ったりもしました。
そんな積み重ねの日々が、ほんのすこし報われた気がしました。
まだまだ至らないけれど、自分の信じてきて道は間違っていないしこれからも信じた道を進もうと、決意を新たにできたそんな出来事でした。

褒められ慣れていないので、褒めていただいても疑心暗鬼になってしまい、何か本音は違うところにあるのでは...と疑ってみましたが、どうやら本当に認めていただけたようでした。
次にお会いした時に、「あれは見込み違いだった」と言われないようにまた頑張りたいと思います。

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2016.10.25

ことばにできない...

先日の私の反省と後悔のお話です。
あるプライベートな場所でテレビゲームの話題になりました。
話者はろう者で、私が読み取りしていました。
テレビゲームは、テレビとゲームをつないで専用のソフトを入れてテレビ画面上で遊ぶもの...ですよね?
充分私もわかっていたし、イメージもできていました。
でもね、、ゲームを手元で操作するあのボタンがついたあの機械...アレの名前がどうしても私の頭に浮かばなかったのです(>_<)

話者はろう者で、ゲームをしている様子はもちろんCL満載で指文字なんか出てきません〜。
その様子を日本語にするのに、私はあのボタンのついた操作するモノを一言で言いたかったのですがどうしても思い出せず、終わってしばらくして友人に「ゲームの時手に持ってる機械、何て名前だっけ〜?」と聞いて、ようやく「コントローラー」がでてきました。

そうなんです、コントローラー!
私はこの名詞を言いたかったのに、浮かぶ言葉は「リモコン」とか「ゲーム機」とかそんなのばかり....。
言葉が出てこないのは苦しいです...。
記憶力が下がっているのか、それとも引き出しの整理ができていないのか...コントローラー...悔しすぎるっ。

教訓!どんな経験も記憶も通訳時には役に立つ〜。
日々精進でござる。

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2016.10.21

オノマトペ☆

ここ数年オノマトペについて色々と学ぶ機会が増えています。
大学の友人がオノマトペの言語学的なことを調べていたり、なんとなく耳にする機会が多くなった気がします。

3年くらい前に買った、お気に入りの本が、「日本語擬態語辞典」です。



この本はかわいらしいイラストで場面が描かれているし、英語も書いてあるので、外国人も日本のオノマトペが学べます。

去年だったか、手話言語のオノマトペに関する講演を聞きました。
オノマトペとは、擬音語や擬態語それに擬声語などを総称した名称かと思います。

先日オノマトペについて専門の方のご講演を聞く機会があったのですが、その時は擬声語についてはお話されていなかったように思います。
日本語はオノマトペの多い言語で、男性より女性の方がオノマトペを多用するというのはなかなか面白いなあと思いました。

手話言語の場合は、擬音語や擬声語よりは擬態語が多いのかな、、なんて思ったりもしますが、手話言語のメインユーザがろう者だからといって、擬態語だけというわけでもない気がします。
私自身、擬音語と擬態語と擬声語の区別がごちゃごちゃだし( ̄∀ ̄;)

「ぎゃー」と叫ぶのぎゃーは、擬声語?
「ぎゃーぎゃー」うるさいのぎゃーぎゃーは擬態語?
、、難しいです!
なのでオノマトペと言ってしまおう(ノω・、)

雨に関するオノマトペだけでも、
ざあざあ
しとしと
ぽつぽつ
しとしと
、、などなどありますよね。
手話でも表せると思います。

手話のオノマトペ、または日本語のオノマトペをどう手話に翻訳するか、難しいです。
微妙なニュアンスを翻訳するのは永遠のテーマですね。

ちなみに「メディカル オノマトペ」のページがあります。

医療関係のオノマトペのサイトです。
オノマトペ、、奥が深いです。

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2016.09.27

「婦人公論」10/11号

第2第4火曜日が発売日だという、「婦人公論」という雑誌をご存知でしょうか。
私は、書店の雑誌売り場などで目にしたことはありますが実は買ったことはありませんでした。
それなのに、昨日は仕事終わりに血眼になって書店とコンビニをめぐって探しました。
「発売日は明日です...」と言われて諦めましたが^^;;

そしてようやく手に入れた「婦人公論」10/11号。
この一般の女性雑誌に「ルポルタージュ・時代を創る女たち 木村晴美 ろう者であることの誇り 」という記事が見開き3ページで掲載されています。
長らく手話やろう者に関わっている人には、格別新しい情報はないかもしれません。
木村晴美さんの中学生時代の貴重な写真が掲載されていますが、情報としては木村さんの生い立ちや明晴学園の設立など既知の内容です。
でも、手話関係ではなく一般の女性雑誌にこんなに大きく掲載されるなんてすごい!と思いました。
丁寧に取材されたんだろうなと思います。

この記事を見て手話やろう者に興味を持ち始める人がいるかもしれません。
私がどっぷり手話に関心を持ったのも、この記事に出てくる「ろう文化宣言」が一つのきっかけです。
ろう者独自の文化があるというなら、その文化を知るためにろう者の手話を身に付けたい...そんな風に思ったのを覚えています。
リアルタイムでろう文化宣言を読んだわけではなく、その後何年か経っていたのだろうと思いますが。

歴史を変え、常に戦う印象があります。
私の周りにも常に戦っているろう者がいます。情報保障について、手話に関する無理解や誤解など戦いつづけなくてはいけないろう者は多いのかもしれませんね。
婦人公論 2016年 10/11 号 [雑誌]」まだご覧になっていない方は是非^^

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2016.08.06

学びの1週間

すっかり暑くなり、なんだか暑気あたりのような感じです...汗。
しかし、今日からの1週間は私にとって自己研鑽の集中週間と勝手に位置付けており、いつもより頑張る1週間にしてみました。
大学の集中講義(まだ学籍がある^^;;)を受けたり、翻訳関係の実践などを集中的に頑張りたいと思っています。

仏果を得ず 」という三浦しをんさんの作品を読みました。
この作品は、文楽の義太夫を主人公にした物語で義太夫の語りの修行や生き方、考え方、芸を極める様子がふんだんに描かれています。

私は読んでいて、一人前の義太夫になるための修行や集中力など通訳者が通訳技術を熱心に学び、苦悩することと重ねてしまいました。
もしかしたら、努力しない通訳者もいるのかもしれません。
よくない通訳者の話も聞きます。

でも私が知っている先輩通訳者や通訳仲間のほとんどは日々努力し、研鑽し、振り返りをしながら学んでいます。
通訳者になった以上は、生涯勉強。
そんな先輩たちの背中を見てやっていたので、私もそうした態度を後輩に見せたいと思っています。

私は日本語から手話に翻訳するのが若干苦手なので、そこの翻訳力を強化したいと思っています。
今日は実践で指導を受けましたが、どうにも私のマウジング(手話言語としての口形)は時折エラーがあるようで今回もまた指摘されました...単語は違うけど。
口を「へ」の字に結ぶながら表出する単語がいくつかあると思うのですが、私はそれがなかなか習得できずにいます。
こうしてネイティブの指導を受けるのは嬉しくもあり、自分の未熟さが悔しくもあり...。

でも、ろう者が見て疲れない自然な手話表現を通訳場面でできるように精進したいと思います。
この暑さは修行にはもってこい...汗。。。
しっかり頑張って、その先のお休みを満喫しようと目論んでます^^;

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2016.07.03

日本語を意識する

この週末は久々に、「日本語を意識する」機会をたくさんいただきました。
日本語ともうひとつ何かの言語とを翻訳する際、その2言語を使いこなせて、文化的背景を知っていることが前提になると思います。
日本手話と日本語もまた然り。
手話もわかり、日本語もわかる...当たり前なんだけど「等価」に翻訳し通訳するのは難しい...汗。

何をやっても日々反省...。
でも、通訳をやめないのは多分、日本語も手話も奥深く魅力があるから、ついつい飽くなき挑戦をしてしまうのだと思います。

今日はとあるランチ会で、ニュージーランドの話になり、マオリ語とニュージーランド手話のお話をあれこれ教えていただきました。
私の中にあった様々な疑問がちょっと解消(笑)

日本語や手話に限らず、「言語」が面白いんだなぁ...。
と、日々感じています^^

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2016.05.16

気を引き締めて...。

週末、ちょっと貴重な体験をさせていただきました。
そこで、改めて自分の日本語の語彙力とか知識の浅い部分を目の当たりにし、ゆる〜く暮らしてちゃダメだなぁもうちょっと真剣に頑張らないといけないなぁ...と猛省してみたいりして。。。
できることから、コツコツ地道にやらないとね^^;;;

猛省しつつも、嬉しいこともありました。
色んな人とのご縁やつながりで、貴重な体験をさせていただいたり思わぬ人と巡り会えたり...。
本当に人生、何が起こるかわかりませんがわからず自分らしく前向きに頑張ろうと思いました^^

最近は3日に1冊のペースで本を読んでいます。
専門書だったり小説だったりジャンルは様々なですがやはり日本語の語彙を広げたり、知識を高めるには読書は欠かせませんね。
最近の私の中の大ヒット作品は、↓です^^

三浦しをんさんの作品で、林業を扱っているのですがなんとも奥が深い作品です。
「なあなあ」の精神、私も見習わないと!
読んでない方は是非!
主人公は、高校を卒業したばかりの一人の青年。
縁あって突如、山深い神去村というところへ林業見習いとして行った横浜出身の青年の目線で村の言葉や文化、慣習などが描かれています。
その村人がよく言う、「なあなあ」がタイトルにも出てきていますが、本当にいい感じなのです。
神去村のモデルは三重県美杉町だそうで、著者のお父様が美杉町の出身らしいです。

もしかしたら実話に基づいたエピソードも、小説に盛り込まれているのかもしれません。

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2016.04.25

魅力ある手話

先日、友人と一緒に1泊2日で千葉県へ行きました。
遊びではなく、とある目的があって行ったのですが、初日の夜に友人の古くからのろう者の友人と一緒にごはんを食べました。
一緒に行った友人が、中学生の頃に出逢ったというある意味(?)手話を始めるきっかけになったろう者です。
話には聞いていましたが、実際に会うのは初めて!

まぁ、盛り上がり6時間近くも話倒しました。
中学生時代の思い出話から、最近の話まで色々です。
声も出さず、バリバリの日本手話話者に見えるその方ですが、昔は対応手話だったそうです。
それが、あるきっかけで自分たちの手話に誇りを持って活動している若いろう者に出会い、「ありのままでいいんだ」という意識が芽生え、そこから使う手話も変わったということでした。

私はどうやって手話を覚えたのかと問われ、自分の手話との出会方やろうの友人たちとの出会いから通訳者を目指すきっかけになった出来事など、改めて話しました。
久々に自分の手話人生(?)を振り返った感じです。

私は聴者ですし、日本語対応手話の方が一見読みやすく表現しやすいような感じがしますが、日本語対応手話に魅力を感じないのはなぜなんでしょうね...。
ベースとなる文法が日本語だから日本語以外の言語を使っている意識がおきないのかな..なんて思います。
頭で考える話の流れも日本語で考えてしまうし。

でも、日本手話で話す場合は頭の中に日本語が浮かばないので楽だったりします。
通訳となるとまた話は別ですが...。
というか、ノンネイティブの私が使っている手話がいわゆる「日本手話」として正しい文法なのかどうかは自分ではなんとも分からないのですが^^;;
文法エラーが多いぞーと、ネイティブに指摘されることもあります^^;;
その辺り、ノンネイティブなので多少おおめに見てもらってるのかなぁ...。

とにかく、出かけた先で素敵な出会がありHappyでした。
そして、その翌日もまた別のとても魅力ある手話で話すろう者とお話する機会がありました。
ああいう自然な手話をどんどん記録に残していけたらいいなぁなんて思いました。

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