カテゴリー「裁判傍聴のコト。」の5件の記事

2014.08.19

通訳人の依頼は誰が?

久々に裁判の傍聴のことを書いてみようと思います。
ちょっと不思議な公判でした。
大麻取締法違反で逮捕された外国人が被告人。
通訳人がスペイン語で通訳するのですが、被告人は日本語(それもかなり奇麗な発音!)で答えるという摩訶不思議な始まり方をしました。

それが続いたため、裁判長が「日本語と外国語とどちらが楽か?」と被告人に問いかけたところ、被告人は「どちらでも楽です」と!!
でも弁護士の弁論の中には「取り調べの際の通訳さんとの意思疎通がうまくいかず、供述調書に間違いがある」的な発言があり、私は1人「こんだけべらべら日本語話せたら、通訳と意思疎通が...なんてないだろう〜!」と心の中で突っ込みました^^;;
結局、被告人も「2言語あるとよけいにわかりにくくなるので、日本語だけでいい」と言うので通訳人は書記官の横にずっといたもののその後通訳することはありませんでした。

通訳人が必要だと判断したのは誰なんでしょうか〜?
かなり不思議な公判でした。
そして、この公判予定時間を大幅に超えて続き、初公判だったのですが結審しました。
大麻取締法違反といっても常習性がなかったことや、職場の社長や婚約者が今後しっかり監督すると証言してくれたからだと思います。

長い長い公判でしたが、裁判長の主文は良かったです。
法律用語を用いつつも、要所要所で外国人の被告がわかりやすいようにちょっとわかりやすい日本語を加えて主文を読み上げていました。

外国人への配慮もだいぶ進んできたのかなぁと感じました。
手話話者であるろう者に対してはどうなんでしょうね...。

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2013.08.07

民事裁判と刑事裁判

先日、たまたま明るいうちに仕事が終わり、時間があったので久々に裁判傍聴をして来ました。
時期的にも時間的にも数が少なかったのですが、民事1件と刑事1件を傍聴しました。

民事は労組と企業の裁判で、サービス残業の残業代を支払う件他の裁判でした。
労働問題の民事裁判だったので、ちょっと傍聴したのですが刑事事件の公判とはまったく雰囲気が異なりますね...。
ちょっとびっくりでした。

傍聴したいと思った公判が始まるので、途中で退出してきましたが裁判官も事務官も刑事裁判とはちょっと雰囲気や口調が違うなぁという印象でした。

一件だけ傍聴できた刑事裁判は、覚せい剤取締法違反。
傍聴者が多かったです。
検察側、弁護側それぞれが証人質問や被告人質問などがありこれぞ裁判!!という内容で、夏休みで傍聴に来ていた子ども達も熱心にメモを取っていました。

それにしても、検察官が調書などを読み上げる口調はどうしてあんなにも早いのでしょう...。
あんなの通訳できないーーー!!と、心の中で叫びながら傍聴していました。
まぁ、裁判の通訳をすることなんてないと思いますが(汗)


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2012.09.04

裁判傍聴事例1〜裁判員裁判〜

年に何件かしか傍聴しませんが、2009年に始まった裁判員裁判の影響で、裁判について調べるようになったので、傍聴した裁判について固有名詞を出さない範囲で紹介したいと思います。

裁判所へ行くと「開廷表」がありその日行われる公判がずらりとリストになっています。
横浜地方裁判所の場合、裁判官別で一覧になって掲示してあります。ちなみにこのリストはカメラ撮影禁止です。
リストには被告人の名前も記載されています。
被告人はあくまで「被疑者」なだけで、有罪か無罪かは裁判の結果決まるので、判決前に個人情報が出回ってもいけないということなのかどうか...真意は分かりませんがメモはOKだけど撮影は禁止です。

今回は傍聴した裁判員裁判について。
開廷表で「合議」と書かれていたら
その公判は、複数の裁判官がいるという意味なので、裁判員裁判の可能性が高いです。
裁判官が1人のときは「単独」と書かれています。

私が傍聴した裁判は、被告人が精神疾患を持っている上に軽度の知的障害者という事件の初公判でした。
警官に連れて来られた被告人は、傍聴席に対し「動物園じゃないんだ、見せ物か!」と暴言を吐いたり、検察官の冒頭陳述でも何度も検察官の陳述を遮り、裁判長に止められたりたしなめられたり、しかられたりを繰り返していました。
最終的には、途中で被告人は退席を命じられ被告人不在のまま公判は進みました。

弁護人は、犯行時被告人は心神喪失状態だったので無罪だと主張し、検察官は精神疾患や軽度の知的障害があるものの犯行時心神喪失にはあらずということでした。
傍聴席には証拠の映像も資料もありませんが、裁判官3名、裁判員6名と補助裁判員2名には様々な証拠がモニターなどに提示されていて、それを検察官が解説するような口調で分かりやすく説明していました。

通常の公判の超高速早送りみたいな検察官とはえらい違いです。
同じ人とは思えないくらい、まったく手法が異なります。

裁判員制度が必要なのかどうか、正直私には分かりません。
ただ、裁判員に対して色々説明する検察官も様々な主義主張を持っている裁判員の意見を吸い上げる役目を担う裁判官も今までとは大きく異なる仕事の仕方に、戸惑いやストレスはあっただろうなと想像します。
もちろん、その殆どは裁判所に縁がない一般市民で構成される裁判員のストレスもいかばかりか...。

裁判員裁判を傍聴して、自分が裁判員になってしまったらどうするだろうと考えてしまいました。
やりたく無い部分と、傍聴席の柵の向こう側へ行ってみたい気分と半々です。

でも今回のような裁判で自分がどう考えて結論付けるのか、自分の思考や外の人の思考というのにも興味がないとは言えません。
だけどやっぱり出来ることなら裁判員はやりたくない...というのが正直なところです。

ちなみに、この裁判は翌週に審理、その後別の日に判決と計3回の公判があったようです。
無罪を主張する弁護人の反論も聴きたかったですが、私は初回しか傍聴していないのでその後の判決は分かりません。
時間があれば、1つの事件を最初の公判から判決まで追って傍聴するとまた違ったものが見えて来るように思います。

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2012.08.29

裁判傍聴の方法

裁判を一度傍聴したいけど方法が分からない方、けっこいらっしゃるのではないでしょうか。
マスコミで話題になる有名事件とか、凶悪事件とか有名人が被告になっているような裁判では、傍聴券の交付があるので、各裁判所のHPに事前に何時までに行くと傍聴券の整理券が配布されるというような情報が掲載されています。
でも、傍聴券が配布されるような裁判は、そうそうはないので各裁判所のHPを見ても、なかなか自分が行けそうなものはなかったりします。

でも、裁判て毎日平日に行われているのです。
10時〜17時の間なら誰でも裁判を傍聴できます。
予約も申込もいりません。ふらっと裁判所へ行けばOKです。

東京地裁は入館時にセキュリティチェックがありますが、横浜地裁はまったくなんのチェックもありません。
裁判所に入り、受付あたりには「開廷表」があります。
東京地裁は案件が多いからか、ファイルになっていてそれを自由に見て自分が傍聴する公判を決めることになります。

横浜地裁の場合だと、表口と裏口の入ったところに掲示板があり、当日の裁判の開廷表が掲示してあります。
民事裁判と刑事裁判それぞれ掲示があります。
民事裁判は労基法に関係しているものが多いみたいです。
個人が企業を訴えていたり、逆に企業が会社を訴えていたり。
個人名同士の裁判は非公開になっているものが多いです。

刑事事件は、「窃盗」とか「強制わいせつ」とか「覚せい剤取締法」とかそんな罪状が書かれています...。
罪状だけ見るとちょっとたじろぎます。
開廷表に開示されている情報は、各裁判所によって違うようですが横浜の場合だと、裁判官、書記官、被告人、罪状などがあり、始まる時間と終了予定時間更に、法廷がどこかということももちろん書かれています。
あれ?検察官の名前もあったような...わかりません。
他には、公判の状態(?)が分かるようになっています。
例えば「新件」とあったら、その日始めて開かれる裁判のことです。
なので、罪状認否とか冒頭陳述などが行われる裁判になります。
2回目以降の裁判だと、「審理」または「判決」と書かれています。
「審理」の場合は被告人が否認しているとか、証拠が多く時間がかかり1度の公判では終わらないとか、証人質問があるとかいろんな理由で何度も開かれることがあるようです。
「判決」は文字通り、判決の言い渡しなので、10分くらいで終了します。
私は一応、一通り傍聴してみました。

裁判が公開されている理由には、国民に開示することで司法が正しく法の下で裁いているということを国民にジャッジしてもらう意味もあるようです。
「裁判公開の原則」というのが憲法で定められているそうです...社会で習った様な習わなかった様な...。
このことにより、「言論の弾圧」や「冤罪防止」、「警察・裁判所の暴走を抑止」などのメリットがあるとか。

かといって、大々的に「公開していますよキャンペーン」をやっているわけでもないので傍聴の仕方がわからないし、いつどんな裁判が行われているのかも分からないということになるのですね^^;;

裁判所で使われている用語は普段使わないものですし、特別な空間であることは事実なので社会見学の一環として、裁判傍聴は良いのではないかと思います。


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2012.08.24

裁判所へ行こう!

8月も残り少なくなって来ました。
比較的時間に融通がきく夏休みシーズン、私は可能な範囲で裁判の傍聴へ行くことにしています。
8月は中高生なども夏休みの課題などで裁判の傍聴をしているのをよく見かけます。

今年は初めて裁判員裁判の傍聴をしました。
裁判員裁判の感想はまた別の機会に書こうかと思いますが、一般の公判とは全然内容が違います。
今年は傍聴する裁判を選ぶ時に、外国人が被告人になっている公判を選んで傍聴しました。
理由はもちろん、被告人が外国人の場合は通訳人がいるからです。
中には被告人が外国人名だったので傍聴しに行ったら、日本語が堪能で通訳人がいなかったこともありました。

私が傍聴した裁判では日英の通訳人はいませんでした。
中国語とかベンガル語とかヒンディー語とかです。
中国語もベンガル語もヒンディー語も分かりませんが、通訳人の上手い下手は分かった様な気がしました。
「気がした」だけですけれど。

公判の内容も判決だったり審理だったりと様々なので、一概には言えませんが「本当にこの通訳人で大丈夫?」という通訳人も見かけました。
重大事件じゃなかったし、即日判決で問題ないようでしたけれど明らかに裁判官の質問が通じていないというか、日本語大丈夫!?という感じの外国人通訳人でした。

でもって、通常の公判で検察官の読み上げる猛スピードの冒頭陳述はなんなのでしょう^^;;
どの検察官でも3倍速くらいで読み上げますよね。
私は手話通訳がついた裁判を傍聴したことがないのですが、あの倍速読み上げは手話通訳が入った時には少しペースダウンしてくれるのでしょうか...。

外国語の通訳人がいる場合の裁判の進め方も、裁判官によって色々で短いセンテンスで逐次通訳していたり、何分もの長いスパンでの逐次通訳だったり、会議通訳で使うようなワイヤレスインカムを使って検察の話は同時通訳をしている公判もありました。
あの環境で音声言語で同時通訳ってかなりキツいなぁと思いました。

通訳人が入る公判はあまり人気がありません。
被告人が外国人だからあまり身内が傍聴しないというのもあるのかもしれませんが、一般傍聴人は通訳人が入る裁判は間延びするので敬遠されがちのようです。
(特に初めて裁判を傍聴する人にはお勧めしないとどこかに書いてありました^^;)

裁判所へ行っても手話通訳がいる裁判かどうかは分かりませんが、いつかどこかで全く知らない被告人と全く知らない手話通訳人という状況で傍聴したいなぁと思います。


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